第34話

。
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2026/08/25 07:53 更新





収録が終わったのは、予定より少し遅い時間だった。









(なまえ)
あなた
…終わったぁ






控室に戻ってきた七瀬は、持っていた資料を机の上に置く。







。
。
お疲れ~
(なまえ)
あなた
お疲れ様
。
。
あなたの下の名前顔疲れてるよ
(なまえ)
あなた
え、まじか
。
。
うん、ちょっと休んだほうがいいと思うよ
(なまえ)
あなた
大丈夫これ片付けたら_
。
。
それ俺やるから休んでて
(なまえ)
あなた
え、いいよ
(なまえ)
あなた
私の仕事なんだから
。
。
でも今日一日中ずっと働いてたでしょ
(なまえ)
あなた
…
。
。
少しくらい頼ってよ
(なまえ)
あなた
…じゃあお言葉に甘えて
。
。
うん、任せて







目黒が七瀬の持っていた資料を受け取る。








(なまえ)
あなた
ありがと、蓮
。
。
いいy…今蓮呼びしたよね!?
(なまえ)
あなた
したけど
(なまえ)
あなた
蓮呼びしてっていたのは蓮でしょ
。
。
…♪(๑ᴖ◡ᴖ๑)♪
(なまえ)
あなた
めっちゃ笑顔じゃんw










。
。
いやぁ~仲良くなったね~
(なまえ)
あなた
ん?
。
。
なんでも
(なまえ)
あなた
その顔は絶対なんでもじゃない
。
。
だって前だったら絶対『自分でやります』って言ってたじゃん
(なまえ)
あなた
…それは
。
。
確かに
(なまえ)
あなた
…
(なまえ)
あなた
まぁ、前よりは頼れるかも
。
。
お?
(なまえ)
あなた
みんながうるさいからね
。
。
ひど!
。
。
でも頼ってくれるだけで嬉しいけど
(なまえ)
あなた
…




一瞬、七瀬が黙る。





(なまえ)
あなた
そう言うことさらっと言うのほんとやめてほしい
。
。
なんで?
(なまえ)
あなた
なんでもいいでしょ
。
。
あ、もしかして照れてたりして?
(なまえ)
あなた
そんなわけ
。
。
照れてるね~
(なまえ)
あなた
照れてないってば
。
。
これは照れてるねw
(なまえ)
あなた
うるさい







そこへラウールが入ってくる。








。
。
え、何してんの?
。
。
あなたの下の名前が照れてんの
。
。
え!珍しいw
(なまえ)
あなた
ラウールまで乗らないで
(なまえ)
あなた
ごめんごめn…え?
(なまえ)
あなた
え?何怖いんだけど
。
。
今ラウールって
(なまえ)
あなた
あ、嫌だった?ごめん
。
。
いや、逆
。
。
でもラウールだとなんか長くない?
(なまえ)
あなた
まぁ、ちょっと長い
(なまえ)
あなた
…じゃあラウちゃんは?
。
。
べ、別にいいけど///
。
。
次はラウールが照れてんのかよw
。
。
照れてないし!っていつからいるんだよ
。
。
今戻ってきた
(なまえ)
あなた
ありがとね
。
。
全然
。
。
まぁ、でもありがとねあなたの下の名前
(なまえ)
あなた
ん?何が
。
。
いや、今日ずっと走り回ってたから
(なまえ)
あなた
マネージャーだし?






ラウールは少し笑って、





。
。
それでも、あなたの下の名前がいると安心する
(なまえ)
あなた
…






七瀬は一瞬だけ目を丸くする







(なまえ)
あなた
…そっか
。
。
うん
(なまえ)
あなた
じゃあ明日も頑張ってあげなくもない
。
。
そう言うとこ好き
(なまえ)
あなた
はいはい
。
。
流すね~w
(なまえ)
あなた
え?
。
。
その辺のスタッフならキャーキャー言うからね
(なまえ)
あなた
そうだったね
。
。
ラウールもさらっと言うねw
。
。
何が?
。
。
なんでもない
(なまえ)
あなた
…?






七瀬は不思議そうに首を傾げた。










その様子を少し離れた場所から見ていた佐久間。










。
。
…
。
。
また見てんの
。
。
見てない
。
。
いや、どこをどう見たら見てないんだよ
。
。
…楽しそうだなって
。
。
…そうだな
。
。
俺らもあんな感じに戻れたらいいのに
。
。
…






佐久間の言葉に、渡辺は何も返さなかった。






ただ、七瀬のほうを見る。





七瀬は深澤と何か言い合いながら、資料を整理していた。





その表情は、以前と変わらない。





いや。






以前より少しだけ、柔らかい気がした。







。
。
戻れるだろ
。
。
…え?
。
。
時間かければ
。
。
うん…







二人がそんな話をしていると、







(なまえ)
あなた
佐久間
。
。
ん?
(なまえ)
あなた
渡辺
。
。
何?
(なまえ)
あなた
二人とも帰る準備できてる?
。
。
まだっすね
(なまえ)
あなた
じゃあ早くして
。
。
は~い
。
。
…分かった
(なまえ)
あなた
後、佐久間
。
。
何?
(なまえ)
あなた
明日、入り8時ね
。
。
…え?
(なまえ)
あなた
忘れてたでしょ
。
。
忘れてない
(なまえ)
あなた
その顔は忘れてる
。
。
…七瀬、鋭くなったね
(なまえ)
あなた
まぁ、ずっと一緒にいるしね




その言葉に、佐久間が少しだけ笑う。





(なまえ)
あなた
何?
。
。
…いや
。
。
なんか嬉しいなって
(なまえ)
あなた
?
。
。
あ、いや、今の聞かなかったことにして…
(なまえ)
あなた
w聞かなかったことにする






七瀬はそう言って、また自分の仕事へ戻っていく。










その後ろ姿を見ながら、佐久間は小さく呟いた。










。
。
…もうちょっとだけ頑張ろ
。
。
…だな









少しずつ。







本当に少しずつ。






離れていた距離が、また近づき始めていた。








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