第23話

23.
4,999
2025/04/01 09:59 更新

      




       あの日と同じ…緑色の光
あなた
……ッ、こもり、うた

       





        この、優しい子守唄





石神 千空
あ、、?子守唄、、?



       不思議と自然な笑みができた





あなた
……じゃあね、せんくう、
あなた
また、会う…その日まで





      私はこのララバイを聴き続ける石化で眠る









  ─────────────────



   ──────────




     ────














     暗闇、頭の中でフィルムが駆け巡る


          愚かな過去






















































        私には家族がいない

   
    母は多額の借金に苦しめられ、自殺し
  父はマフィアかなんかに喧嘩を売って殺された




    ───────幼少期
あなた


      当然家もなければ金もない


    ボロい服に固い髪、土や泥まみれの足


   都会のゴミと同じように転がっていた私を
     若人はもちろんゴミ同然に扱った





若者
お"らっ、クソが!!

あなた
ッ"う
若者
クソクソックソ上司がッ!!!!
あなた
あ"ガッ…!?、



        やはり、東京は怖い
     都会の渦や競争に必死な大人は特に
      
 




    ストレス発散にか、路地裏で蹴る人殴る人

      慈悲にか500円,1000円札を渡す人

      居ないものかのように無視する人









あなた
…、、



   様々居たが、実を言うと心底どうでも良かった



   生きてさえいれば、いつか運は巡ってくるはず

        そう信じていたからだ











         齢9歳のある日
あなた
…っ、なに、

    髪を掴んで持ち上げられ、痛みで顔を歪めた

    





        明らかに危ない人だった、
  
    眼球は光を吸収してしまうほど黒かった
 





下層部
…お前、…親は
あなた
……死んだ

下層部
都会のサンドバッグか?
あなた
……うるせぇ


    さらに髪を強く引っ張り、顔を近づかせた
あなた
ゔ、、
下層部
…………いい目をしてるな








下層部
…なぁ、お前………人は殺せるか?







 




あなた
……は?






      ______最悪な形で運は巡ってきた

























 
         ビルの中に佇む家

         の、"地下室"






あなた
…どこ連れてくの
下層部
黙ってろ






    



     
  一見普通の家…しかし地下室は死体の生臭い
      匂いがあちこち充満していた

あなた
ッ、ぅ、
       強い匂いに顔を顰めた
下層部
……最近裏組織が乗り込んできてな
下層部
殺ったからクセェだろ?




あなた
……













ガチャ








   厳重な扉を開けると、そこは綺麗な部屋だった





上層部
……やぁ、
上層部
君が噂の…?

    大きな椅子に座る人の後ろには立派な
      日本の国旗が掲げられていた
下層部
…何日飯食ってないかわからない。ボコボコに殴られた痕もある…なのに死んでない
下層部
目はイキイキしてる。
適材だと思います。



あなた
……
上層部
……確かに……、、
いい目だ



上層部
……君に今から提案をする。
上層部
この提案を呑まなければ、この地下室を知ってしまったため君を殺す
  


  ……確かに、捜索願いを出す人もいないし

      私が死のうがバレはしない



上層部
……君にはこれから我が国の"兵器"になってもらうため訓練をしてもらう
上層部
もちろん、十分な衣食住を与える

あなた
……え、ほんと?
上層部
嗚呼……だが耐えられるか─────
あなた
やる


上層部
……ほぅ、
あなた
やります。
上層部
……ギブアップは……
あなた
しません





上層部
……いいだろう。
上層部
今日から"兵器"になれるよう
頑張ってくれ
あなた
はい









          私は後々知る






    これは政府の極秘計画の一部であったこと







下層部
ここが餓鬼どもの部屋だ
入れ




あなた
……はい




      広い部屋にはおよそ20人の子供

カナト
……新しい子?
カナト
可哀想に…君も被害者だね

      首を傾げると同時に黒髪が揺れた
あなた
……誰、?

カナト
俺はカナト……よろしくね
     そう言って、手を差し伸べてくれた

     












     忘れもしないカナトとの出会いだ





_______思い出すたびに 
         胸が酷く窮屈な思いをする_____

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