第8話

第四話 偶然
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2020/08/30 06:33 更新
最近、いや、初めからだっただろうか?
彼女は俺と関わるのをあまりよく思っていないような気がする、、。




初めて合った日から、俺は毎日欠かさず彼女に喋りかけていた。


これは、担当医として彼女のストレスを軽減するためでもあったが、どちらかというと、彼女ともっと仲良くなるためだ。

…あと、加えて言うなら、彼女の悲しそうでどこか遠くを見ている顔を、見たくないから。


でも、それはあまり上手くいっているとは言いがたい状況になってしまっている。

話しかければ愛想良く返事はしてくれるものの、そこから先が続かず、ふとすると彼女はまた遠くを見つめて黙り込んでしまう。
彼女と会ってから一週間以上経った今でも、その現状は変わらなかった。



……それと、もう、ひとつ。

俺は、彼女について、父から聞いたことしか知らない。
具体的には、名前、年齢、それと今は学校に行っていないらしいこと、母を病気で亡くしていることなど。

あと、俺がうっかり口を滑らせて、「お見舞い、来て貰わないの?」と聞いてしまった時に、いつもに増して悲しそうな顔でうなずいたから、きっと家族事情が大変なんだろうということぐらいか。


それしか知らない、しかも一週間ちょっとしか一緒にいない俺がこんなことを言うのはおかしいかも知れない、いや、おかしいのは分かっている。



でも。最近、俺にはどうしても、彼女がいつも無理をしているように見えてしまう。

俺と話している時も、ご飯を食べている時も、寝ている時までも。

それに、この一週間、俺は、怪我をしそうになった時、誰かとぶつかりそうになった時、父に怒られて担当医を辞めさせられそうになった時など、あらゆる場面で未夢ちゃんに助けられた。
そして、その全ての場面で未夢ちゃんが俺のそばにいた。

別に未夢ちゃんを疑いたいわけじゃない。そうではないけれど。


「「これは、本当に偶然だろうか」」


いつしか俺はそんな風に思うようになってしまったのだった。

























そんな、ある日のこと。事件は起こった。
筆者
筆者
今回はここまでです!次の次くらいで最終回でしょうか??読んでくださりありがとうございました!!

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