第20話

食事会 
508
2026/01/01 12:35 更新






日本
 イギリスさん" ……!







 イタリアが驚きで棒立ちしている。

 袋を持っているので、俺が先にイギリスの

 ところに迎えば、顔が真っ赤になっていた


日本
 大丈夫ですか …… っ
イタリア
 ど、どういうこと… 
イタリア
 ゆ、幽霊 …… ?





 イタリアの "霊" という言葉に

 身構える。

 この中で能力を使えるのは俺しかいないので

 周囲を警戒していると

 リビングの扉が勢いよく空いた 。



ドイツ
 …… 酒 … 




 そこから真顔のドイツが出てきて、

 奥には酔い潰れたフランスがいた。



イタリア
 酒 …… ?
日本
 へ、え? 


ドイツ
 俺は酔ってない 。
ドイツ
 まだ飲める。 














イタリア
 あ〜 、、、な"ん"と"な"く"
 わ"か"っ"た"ん"ね"…… 



 口角はあげているがイタリアが怒った様子で
 
 ドイツをリビングに戻した。




日本
 え、あ、…… どういう……
イギリス
 …… フらかスと、ドイツのやろぉが 
 al ……あ cohol … 
イギリス
 アルコールをぉ飲み始めて   
 …



イギリス
 ぉ、俺は止めたんだぞ !!
イギリス
 フランスが俺の口に
 ワイン突っ込みやがったんだ"!!




日本
 あ〜 …… (  察し
日本
 なるほど 、 
イギリス
 ドイツ ……あいつぁは酒豪だからな
 アペリティーボなんてぇ始めたら、
イギリス
 フランスはアルコールを
 注がれるばかりだぁ!! 
イギリス
 お、俺は……一人で
 イタリアの紅茶を… 






 前にも何度かこんなことがあったのか

 イタリアがフランスを叩き起す声が聞こえる。

 ドイツも変化が無さそうに見えるが、明らかに

 酔っていて、文脈に無いことを話している。




日本
 と、とりあえず……
 水飲みます…? 口調 が
イギリス
 イタリアの書斎に俺の紅茶が
 残ってる筈さぁそれを飲む ……
イギリス
 持ってこい 。


日本
 え、まぁ……嗚呼 。



 
 いっつも紳士的なイギリスが

 機嫌を損ね、酒に酔うとこうなるのか、と

 驚きと珍しさで指示に従えば、

 書斎らしき部屋についた。

 確かに、イギリスさんがフランスさんに引っ張り

 出されたような跡が残っている。


 イギリスさんのスーツが床に、

 そして椅子が横転。

 扉が半開きだった。



 
日本
 …… 苦悩しただろうな … 

薄暗いフランスに荒らされた部屋をかき分ける

イギリスが飲んでいたであろうティーカップが

置かれた机の上には

日誌が開きっぱなしになっていた。



乾いたインクが紙の上に黒い筋を残していて、

最後の行は途中で途切れている。


_____  ……すべては、神の


日本
 神 ?

その先は書かれないまま、筆跡だけが沈黙していた。

万年筆の傍らには、細い灰が散っている。

煙草か、あるいは線香のような香り。

そのにおいがまだ空気の奥に残っていて、

古い革張りの椅子や、

磨かれすぎた机の木目にまで染みついていた。

顔を上げると、本棚が壁を埋め尽くしている。

『君主論』の背が裂け、

ダンテの『神曲』には金の装飾が剥がれかけている。

その隙間に、なぜか和綴じの薄い本が一冊だけ差し込まれていた。

紙は真新しく、指でなぞればざらついた繊維が

指先に触れる。


棚の上段には、少しの明かりで輝くガラスの地球儀。

光を受けるたび、

ヨーロッパに走ったヒビが淡く反射し、

アジアのあたりは曇っている。

ガラスの中に閉じ込められた過去のよう



窓際のカーテンは、

誰も動かさないままの皺を保っている。

風が入るたびに、その裾がわずかに震えて、

埃が光の中を漂う。






止まった時計が、

時間を拒むように壁に掛けられていた。
机の隅にある聖母像の顔には、薄い影が落ちている。

赦しを与える仕草のまま、目は輝きヴェールに

ホコリが積もった。
日本
 …なんだ 、、
異様な空気感に唾を飲めば、イギリスに

紅茶を届ける。正確には違和感、不気味さから

逃げるように下に降りた。
イギリス
 にぃほぉ … ん
下に降りれば、イギリスさんが階段に

登ろうとしたのか酔った様子は変わらず

ぺしょっと段差に座っていた。
日本
 今すぐ!! 


駆け寄っては、紅茶を渡す。

強引にイギリスはそれを受け取れば

少しは落ち着いた様子だ 、

少しは





少しはね
イギリス
 っはぁ 、 お前も見たか?
 あの日誌 。

日本
 あぁ、なんだっけ…神?みたいな
 …やつですか
イギリス
 そうだ、次のページに
 こう書かれてたんだぁ …
イギリス
  … 裁きに委ねる。だが、

 神が沈黙するなら、
 それもまた我らの罪だ。

 って
日本
 なにそれ …
日本
 合わせて、


 すべては神の裁きに委ねる。
 だが、神が沈黙するなら、それもまた我らの罪だ。


イギリス
 そうだな。 
イギリス
 イタリアがこんなこと書くと思うか?
日本
 唐突だね、いや、書かないと
 思いますけど…
イギリス
 そう、イタリア、何か怪しい 


… 
イギリス
 あ""ー!!
 めんどぉごとに巻き込まれたぁ …
イギリスが頭を抱えれば、酒で情緒がおかしい
日本
 あ〜  ごめんなさい ごめんなさい 


ドイツ
 あ〜"頭痛い …  
日本
 あ、ドイツ 、

ドイツ
 ん" … あれ、
 イギリス


日本
 え、えーっとぉ …




イギリスさんが倒れている。パッと見日本が

何かしかけたようにしか見えない。

イギリスのイメージ的に自らこうなるとは

考えずらいと思うので弁明しようと

日本は口を開ける










ドイツ
 あー なるほど 、
ドイツ
 さすがイギリスだ 
 人よりも床を信頼してる 




日本
 え、あぁ …
 俺の介抱を信用してない
 訳じゃないんだって … 笑
ドイツ
 しかしイギリスがここまで酔うとは 
日本
 フランスさんがワインを口に …


ドイツ
 はぁ、まぁ酔いつぶれたこいつは
 口も色々、態度もあれあれ、、、 
ドイツ
 大変だったな日本 。
日本
 ま、まぁ 




イギリス
 どの国にも嫌われる天才だからなぁ! 
イギリス
 俺は!ざまぁみろ!!

ドイツ
 安心しろ。イギリス 。
ドイツ
 歴史上、
 俺も同じコンテストに出てる。


イギリス
 えへへへへ 

日本
 酔ってます?? 
ドイツ
 酔ってない 。


日本
 まぁ、どちらにしろ聞いて欲しいんですけど
日本
 イタリアが少しグレーっぽい
 っていうか、



イギリス
 イタリアが秘密をぉ  ?
日本
 あなたは知ってるでしょう …
イギリス
 イタリアが秘密なんかぁ
 そりゃ太陽が昇るみたいなもんだろ
 誰も驚かない 。
ドイツ
 驚くさ!今度は本当に
 そう働いて隠してるなら、奇跡だ


日本
 はぁ…もうしゃーない … 

 
日本がイギリスを介抱すれば

イギリスのネクタイを外す

イギリス
 ……… ???



日本
 Japanese海賊ぅ 、です 

ネクタイを頭の上に巻いてはイギリスは

困惑している。


ドイツ
 は?? 


日本
 これをしている人は海賊なので
 実質手を挙げていいということにします。



日本が自分のネクタイを外せば

イギリスに噛ませ、話せなくする。


イギリス
 うぁ … 

 
ドイツ
 おー!ネクタイの本来の使い道が
 ようやく見つかったな!

ドイツ
 あいつを黙らせるなんて 
 すごいじゃないか
日本
 ちょーっと静かにして頂いて 、
日本
 色々あったんですよ 。





ドイツ
 なるほど 、
 日誌ね …… 

日本
 イタリアさんが 、、
 なんか…私たちを陥れようとかは
 考えずらいです。私は
ドイツ
 …んー、まぁ利益がないしなぁ…
ドイツ
 もしかしたら霊と交渉して、、 
 なんて…まぁ無いな


日本
 とりあえず、イタリアには内緒で
 色々進めないと
日本
 申し訳ないけど … 
ドイツ
 そうなりそうだな 


日本
 ふ、フランスさんにはいいます? 
ドイツ
 あ〜、、今はよした方がいいな 







どん、っという音と共にフランスが堂々登場

それを見たイギリスが、口を縛られたまま

堂々退場。いつの間にかイギリスのネクタイは

ぴっしりつけられていた 。
フランス
 はぁ … もっと飲もうよぉ 
 ドイつぅ … 
イタリア
 俺のワインを返せ!! 


ドイツ
 げぇ … 
フランス
 はっは! 
フランス
 見ろみろみろ!!!
 この色彩!この情熱!このワインこそ
 フランスの血だ!


フランスはシャツのボタンを二つ開け、

片手にワインボトル、片手でルネサンス絵画(幻覚)

を指さしながら


 
イタリア
 その血ってやつ ??
 うちのブドウから絞ったけどね
イタリア
 早くワインを返せ!!! 

気づいたらフランスはイタリアを羽交い締めに

しまた叫ぶ 
フランス
 たしかにこいつはお前の子イタリア産
 だが、この香りはフランスの
 "魂" を呼び覚ます … ぅ 
イタリア
 魂発酵し過ぎ、落ち着いてってば  

ドイツ
 ふーむ、アルコール度数で国境を
 越える実験、興味深い     
日本
 酔ってます ?
ドイツ
 酔ってない 。
イタリア
 どいちゅ …
 こいつに何杯飲ませたんだ 今日は、
日本
 今日は……
ドイツ
 …… 飲ませてない 、

 ドイツが珍しくそっぽを向く 

イタリア
 嘘つき、覚えてないんでしょ?

ドイツ
 … すー、、
 申し訳ないとは思ってる 

イタリア
 はぁ、たく…
 あと十分ぐらいしたら
 イギリスがぐずり始めるから
イタリア
 あやして 
フランス
 Britain!
 俺があやすあやすあやす!! 


イタリア
 ダメだ 、 


 羽交い締めにされながらも

 答えてはワインを囮にリビングに詰め込む

 嫌がるドイツを面倒見係に任命

 すれば、リビングを完全封鎖して


イタリア
 はぁ…… ごめんね??
 EUあるある 。
日本
 … あ〜 、、
 凄まじいですね 、

イタリア
 とりあえず…明日動かない?色々ね 
日本
 夜遅いし… 
イタリア
 あとね…

 ジャーン!2人分は作れたよ 
日本
 わぁ美味しそう! 

 そこには慌てて作った少し形が歪なピザが目の前に
 
 出された


イタリア
 ごめんね形は形だし
 フランスもあんなんだから 
 簡易的だけど
日本
 いやいやいやいや美味しそうですよ
 なーんにも食べてないしありがたい


イタリア
 良かった …  っ

 イタリアがにっこりを微笑めば、各部屋で

 この日を終える。



 久しぶりによく寝られそうだ











_____ 悪寒

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