第53話

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2024/03/10 15:59 更新
佐野side






あなたに呼び出された。





大体何を言われるのかは予想がついていた。











あなた「ごめんね急な呼び出したりして」






佐野「全然大丈夫。なんか話あるんやろ?」








あなたはスマホを出した。





それはあなたが昔からずっと使ってたスマホ。





懐かしいと言いそうになった。














佐野「ごめん。幼馴染だって言わなくて」






あなた「そうじゃない、謝って欲しいわけでもないし違うことで話したいの」













わかってるよ。




でも聞きたくない。まだ聞きたくないんだよ。












あなた「私たち付き合ってたの?」







心拍が上がったのがすぐわかった。





  





もう隠す必要もない。











佐野「うん。高1の夏僕があなたに好きって言った。」














驚きもされなかった。





きっとあなたは全て知ったんだね。





あなた「ごめんなさい‥私最低なことした、」







 
あなたの目から涙が出ていた。







あなた「新学期友達いなかった私に声掛けてくれたのは晶哉くんだったのに、
こんな事実があったのに優しくしてくれてた、、







大晴くんと付き合ったって言った時もおめでとうって言ってくれてたし、






ごめんっ‥本当にごめん、」















やめてや。僕のために泣かんといて












佐野「気にしてないわけではない、けど好きな人にはいつも笑顔でいてほしい」








拭っても拭っても出てくる涙に僕は笑ってしまった。





佐野「もう泣かんといてや笑」










あなた「あまりにも幸せそうだったの、あんな笑顔見たことない」











あなたは動画を流した。















💭













あなた「夜の海で花火最高に楽しいねー」




佐野「それに今日僕たち付き合ったしね〜」




あなた「うわなんかそういあと実感しちゃってドキドキする!」















☀️






あなた「暑い中勉強してます!」





佐野「エアコン壊れてるのおかしない?」




あなた「本当にーどうかしてる!図書館の意味ない!」

















🌀









佐野「わーーーすずしーーいーー」




あなた「扇風機独り占めしないで!」




あなた「てか早くエアコンのある部屋に行こうよ、」





佐野「もう少し遊びたいー」





  















たくさんの思い出で溢れているそのスマホを僕はもう見ていられなかった。

































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