超音波病は、いつの間にか
ライブのステージの舞台の裏に……
超音波病は、その現場に鉢合わせ
トラウマを思い出した。
は、はっ、と呼吸を乱れさせていると、
ぎゅっ、と手を繋いでくれる人がいた。
それは、超音波病が■■したマネージャーだった。
マネージャーが「大丈夫だよ!」と促す。
今度こそ、今度こそ____
超音波病は……いや、天白千音その手を取った。
不思議と、声は出ていた。
そこでのライブは無事に成功した。
成功したのに、
あの肉塊が、ずっと脳裏にこびり付いている。
気持ち悪い。
気持ち悪い。
気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い!!!!!!!!!!!
ライブ本番だって言うのに。
千音はそこで吐いた。
何度も何度も何度も何度も何度も!!!!!!!
あの気持ち悪さを取りたかった!!!!!!!!!!
最前列で見ていたあの子が!!!!!!!!!!!!
肉塊となって果てる姿を!!!!!!!!!!!!!
取り除きたい、だけなのに!!!!!!!!!!!!
また、石を投げられた。昔みたいな感覚だった。
どうして?どうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうして!?!?!?!?!?
嗚呼、みんなみーーんなッ!!!!消えちゃえ!!!
可愛い”天白千音”を返してよッ!!!!!!!!!!!
ラスサビを歌い切り、全員死んだ。
血で濡れた会場の中、
あの子が、千音を見ていた気がした。












編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。