第6話

5話
59
2025/09/19 02:20 更新
俺の一家は代々RSAの手先としてNRCに潜入している

何故かRSAに忠誠を誓ったのに魂の素質が皆NRCだったかららしい

だから俺もRSA側から言われたことを淡々とこなしている

エース・トラッポラ
寮長が言ってた裏切り者って俺だよな…

手元にあるUSBをじっと見つめながらポツリと呟く

デュース・スペード
エース、どうしたんだ?

いつもは鈍感なそいつが薄い布越しに話しかけてくる

エース・トラッポラ
いやなんもないけど
デュース・スペード
声が聞きえた気がするが気のせいだったか
エース・トラッポラ
デュース君ったら耳でも腐っちゃった?
デュース・スペード
心配して声をかけただけじゃないか!
エース・トラッポラ
お前なんかに心配されてもちっとも嬉しくないでーす
デュース・スペード
もういい、僕は勉強に戻るから静かにしておいてくれ!
エース・トラッポラ
はいはーい

そんなやり取りをしていたらもう消灯時間が近くなってきたからベットの上に転がり家業について考えを巡らせた


俺が今日までやってきたことは

①グリムというやつをこの学園につれてきたこと

②グリムに黒い石を食べるように誘導したこと

この2つだ


たまに兄貴の引き継ぎとしてデータを抜き取ったりしてる

でも、こんなことになんの意味があるのだろう

グリムの様子も特に変化してないし、多少サボってもバレないんじゃと思う

あとは…皆にこんなことやってるのをバレたくないなと思う…

だから最後まで隠し通さなければ


そんなことを決意してふと時計に目を向けるともう短針が上にきており、明日は終業式だったことを思い出してあわてて目を閉じた。

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