俺の一家は代々RSAの手先としてNRCに潜入している
何故かRSAに忠誠を誓ったのに魂の素質が皆NRCだったかららしい
だから俺もRSA側から言われたことを淡々とこなしている
手元にあるUSBをじっと見つめながらポツリと呟く
いつもは鈍感なそいつが薄い布越しに話しかけてくる
そんなやり取りをしていたらもう消灯時間が近くなってきたからベットの上に転がり家業について考えを巡らせた
俺が今日までやってきたことは
①グリムというやつをこの学園につれてきたこと
②グリムに黒い石を食べるように誘導したこと
この2つだ
たまに兄貴の引き継ぎとしてデータを抜き取ったりしてる
でも、こんなことになんの意味があるのだろう
グリムの様子も特に変化してないし、多少サボってもバレないんじゃと思う
あとは…皆にこんなことやってるのをバレたくないなと思う…
だから最後まで隠し通さなければ
そんなことを決意してふと時計に目を向けるともう短針が上にきており、明日は終業式だったことを思い出してあわてて目を閉じた。












編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。