第2話

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2026/05/01 12:51 更新
放課後の屋上は静かだった

フェンス越しに広がる空はやけに広くて
どこまでも続いているみたいに見える。

「……あ」

扉を開けた瞬間、先に人がいることに気づいた

見たことのない男子
フェンスにもたれて空を見上げている。

一瞬、戻ろうか迷った。

でも——

「来る?」

振り向きもしないままそう言われた。

「…邪魔じゃないなら」

「全然」

短いやり取りのあと、私は少し離れた場所に立った

風の音だけが間を埋める

不思議と気まずくなかった

同じ空を見ているだけなのに、
それだけで成り立つ時間があるんだと初めて知った。

「今日の空、綺麗だな」

彼がぽつりと言う。

「うん、綺麗だね」

それが、蒼との最初の会話だった。

1ヶ月も待たせませんでした

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