No side

～産屋敷邸～

先ほど､あなたちゃんがくくり付けた
手紙が気になりますね...

カラスの寛三郎（かんさぶろう）は､物忘れがとーってもひどいです...

がさがさ...(←読んでるよ！)

お館様は涙を流し､悲しんだ
義勇の気持ち...あなたの気持ちを考えると
とても胸が痛かったのです...
(手紙の内容は後程（のちほど）...)

これからどうしたものかと悩むお館様...
ため息をついて縁側（えんがわ）へ...
今日はとても晴れていて､気持ちが良い日なのに
お館様の気持ちは､ちっとも晴れてません

～柱の様子～

柱の皆さんは休憩中で､しのぶさんと
冨岡さん抜きで集まって居ました
そして柱稽古の話をしつつ
柱稽古を行わない､冨岡さんの話しをしていました

こうして柱の皆さんは､お館様の所へと
走って移動します...走っている間...

そしてお館様の屋敷へと着いた
扉を開けると縁側で座るお館様が...
よく見ると少し泣いていました...

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お館様へ

義勇をお借りします
殺したりしません！約束します！

義勇は最近...
自分は嫌われたと悲しんでいました...
でも私がそばに居たら笑いましたよ！
義勇が寂しくないように連れて帰ります！

お館様...義勇はきっと辛いんです...
みんなに嫌われる事...
誰だって１人は寂しいですもの...

ところで､気になってたんですが...
仲間であっても言って良い言葉と悪い言葉...
区別つかないものなんですか？

私は悲しい...だから人間は嫌いです！
あ､お館様は別です！
とてもお優しい人で天使みたいですから！

だけど私は敵です...
優しくしていただいたのに...
恩を返せず申し訳ありません...
それでは...
　　　　　　　　　　　　　あなたより

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悲鳴嶼さん以外の人は黙ってしまった
まぁ...嫌われてる事を１番言っているのは
しのぶさんなんですが...

そう言ってお館様は､お部屋に帰られた
柱達はどうしようか悩みながら､解散しましたとさ...