第46話

第44話 涙
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2024/11/24 13:00 更新
神宮寺side
神宮寺勇太
で、どういうことなの?
俺は今、放課後に紫耀を呼び出した。
周りの人はいるけど、そんなの関係ない。
平野紫耀
…だから、忘れてくれって。
神宮寺勇太
その前だよ。
平野紫耀
……別れよって。
神宮寺勇太
…なんで?
俺らはため息混じりに問いかけた。
すると、紫耀は立ち止まり。
平野紫耀
…目覚めてくれたのは、
本当に嬉しい。
平野紫耀
だけど……辛いんだ。
神宮寺勇太
……何が?
平野紫耀
……記憶障がいも治って、
もう嘘がつけなくなったから。
神宮寺勇太
……。
平野紫耀
今までは不都合なことがあっても、
日記を使えば、なんでも出来た。
神宮寺勇太
…日記上の恋人のことだよね?
平野紫耀
……うん。
神宮寺勇太
……確かに良くないことはしたよ。
でも、あなたの名字さんがどう思ってるかは、分からなくない?
平野紫耀
…そうだけどさ、
俺に罪があるのは事実だから。
平野紫耀
せめての償いとして、もう関わらない。
それが、最善策なんだよ。
神宮寺勇太
…本当にそれでいいの?
平野紫耀
……いいよ。
これがあなたちゃんのためになるから。
神宮寺勇太
…そんなの分からないじゃん。
平野紫耀
これでいいの。
俺も、あなたちゃんも。
平野紫耀
何も知らない関係に戻っただけ。
新学期のあの時に。
神宮寺勇太
……紫耀。
平野紫耀
ごめん、今日1人で帰るわ。
また明日ね。
神宮寺勇太
……。
そう呟くように言い、紫耀は帰っていった。
俺は、止めなかった。止められなかった。

だって、静かに涙を流したんだから。
何も言えるわけない。

俺は青く澄み渡る空を見上げ、
雲ひとつない空に、ため息をこぼした。
神宮寺side終了

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あなたside
橋本環奈
……は!?
(なまえ)
あなた
ちょ、うるさい!
私は放課後環奈を呼んだ。
周りにも帰る生徒がいる中、さっきの話をした。
橋本環奈
てかどういう神経してんの…?
(なまえ)
あなた
…よく分からないけど、
さっき、そう言われちゃって。
橋本環奈
……記憶障がいのことかも。
(なまえ)
あなた
……え?
橋本環奈
…聞いたんでしょ?
日記上の恋人だってこと。
(なまえ)
あなた
……うん、驚いたけど。
橋本環奈
ならそれが原因かもね。
嘘がつけなくなっちゃったから。
(なまえ)
あなた
…それだけで?
橋本環奈
…あなたにとってそれだけでも、
あいつにとっては大きなことだったと思うよ?
橋本環奈
好きな人と偽物の恋人になって、
嘘つくことになって、それがいたたまれなくなったんじゃないかな。
(なまえ)
あなた
…正直ね、驚いた。
この人と想いあって恋人になったんじゃないって。
橋本環奈
……うん。
(なまえ)
あなた
…けどね?紫耀くんとの日常を覚えてはないけど、少し感じるものがあるよ。
(なまえ)
あなた
今日会って、雰囲気を感じて、
あ、私はこの人と恋人だったんだって。
橋本環奈
あなた……。
(なまえ)
あなた
本物じゃなくても、楽しかったんだろうなって。記憶ないのに、そう思ってきちゃって。笑
橋本環奈
…。
(なまえ)
あなた
けど私もダメだよね。笑
嘘つかせちゃって、疲れさせちゃって。笑
橋本環奈
……あなた。
(なまえ)
あなた
愛想着くのも当たり前だよね。笑
だって、私の意思での恋人じゃなかったんだから……笑
橋本環奈
…あなたもうやめよ?
(なまえ)
あなた
……え、どうして?笑
橋本環奈
…だってあなた。





















































































”‬───涙流してるよ?‪”‬
(なまえ)
あなた
……えっ?
そう言われ私は自分の頬を触る。
涙が触れる感触がした。
橋本環奈
…もうやめよ?
こんな恋愛……らしくないよ。
(なまえ)
あなた
……うん。
私は沢山の生徒がいる中、
環奈に抱きしめられながら、大粒の涙を流した。

𝐍𝐞𝐱𝐭➸

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