今夜久しぶりにいるまからのご飯のお誘いが来たものの予定があり、途中参加となってしまった。
しかし、こんなにべろべろに酔っているとは誰が思うか。
いくら居酒屋だからといって飲みすぎではないだろうか。
そう言ってなつに抱きついたままのいるまを引き離す。できれば、このいるまが何かやらかす前に帰らせたい。ていうかなにかやらかさないか怖すぎる。
………かわいい
酔ったら笑顔になるのはいつもの事だが、今日は一段と笑顔な気がする。
もはや『うん』と言っているのかさえ分からない返事を聞きながらいるまに水をわたす。
若干老けたような顔をしたなつを見て苦笑する。イケメンな顔が台無しと思ったが口には出さなかった。
そんな話をしていればいるまからの意味わからない誰に向けてなのかすら分からない告白が聞こえた。
バンッッッッッッ!!!
いるまが言いかけたところでなつの食べていた料理の皿をいるまの顔面に叩きつける。
そこで食べ物を投げないあたりちゃんとこいつにもまだ常識は残っているらしい。
まぁ、こいつ育ち良いとこ仕草から度々出てるけどな笑
というかこの反応的に好きなのはなつか?
、、、、ちゃんと応援しよう。泣くのはその後でいい。
意味のわからないことを言うなつともはや何言ってるのか聞き取れないいるま。
は?
今までの俺の努力はどこに、、、とでも言いたそうな顔をしたなつがいるがそんなことを考えている余裕などなかった。
嬉しさ半分信じられなさ半分なつがいる場所で告白されたことに恥ずかしさプラスで頭は混乱状態だ。
俺が頭をフル稼働させて状況を理解している間にもいるまが後日聞いたらぶっ倒れそうな本音?を話している。
それに付き合わされているなつは可哀想だがそれを考えれるほど俺のメンタルは強くない。
少なくとも好きな人から急に告白されて混乱するなという方が難しいのである。
確認してもちゃんと好きと帰ってくる。
ただ、こんだけ酔っていれば明日になれば記憶がない可能性の方が高い。
それはいやだ。どうせなら証拠として残しておきたい。いるまが俺を好きと言ってくれた証拠を。
今まで息を殺して静かにしていたなつに喋りかける。
諦めた顔で言うなつに向けて動画を回してもらう準備を進める。
ねぇ、いるま。いるまが明日覚えてるか知らないけど、もし覚えてたら覚悟してよね。諦めてたのに迫ってきたのはそっちだもんね?忘れても動画あるし忘れたフリも絶対させないよ?笑
後日案の定記憶を無くしなつから送られてきた動画を見ているまが悶絶したのは別のはお話。












編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!