第44話

一緒にいるだけで
44
2024/06/23 16:38
莉瑚先輩が私の居場所を知っているということを知ってから、5日目。



えみ
えみ
あれ?のあちゃん?
のあ
のあ
えみちゃん!ちょうど良かったです!
のあ
のあ
クッキー焼いたんで、食べません?
えみ
えみ
食べる!!
えみ
えみ
のあさんのお菓子はなんでも美味しいんだよね〜♪
























キッチンにいる のあちゃんに話しかけたら クッキーを食べることになった。

のあちゃんの作るものは、全部美味しいから大好き!!
えみ
えみ
のあちゃん…どうしたの?
のあ
のあ
少し、おやすみしません?
えみ
えみ
おやすみ...?
えみ
えみ
寝るの?
のあ
のあ
違いますよ(微笑)
のあ
のあ
リラックス〜 チル~みたいな
えみ
えみ
チルーw
のあ
のあ
そうですそうですw




















のあ
のあ
この頃の えみちゃんは 疲れてる顔してます。
のあ
のあ
少しお休みしましょ?考えるのも。





















のあ
のあ
ここにいる人たちは、みーんな暖かくて優しいですよ
えみ
えみ
ふふっ知ってるー
のあ
のあ
だから、無理して笑顔でいなくていいんです
えみ
えみ
のあ
のあ
たっつんさんとかが笑わせてくれますっ!!
えみ
えみ
ふふっ笑













のあ
のあ
無理しなくていい。
のあ
のあ
ただ、私たちと一緒にいてくれるだけでそれでいい。




えみ
えみ
のあさん。
落ち着く、お母さんみたいな包容力を持ったその声。私はどんどん緊張して張っていた糸が緩んだかのように涙がポロッと落ちた。
背中をさすってくれる、その手から優しさが伝わった。

涙を拭って私はのあちゃんの方を向いた。
えみ
えみ
絶対、みんなと一緒にいる!!
死んでも離さん!!
のあ
のあ
私たちもです!!
2人で笑いあってっから、
のあさんの焼いたサクッと軽い美味しいクッキーを、食べた。














また重りが減って軽くなった。

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