🤍ラウール王子side
僕は、自分の部屋へ早足で戻り勢いよく扉を閉めた。
何が自分をそこまで嫌がらせているのか分からない。
ただ、どうしても癪に障る。
結婚相手を勝手に決められ、相手は自慢ばっかりの年上の王女様。まだ15の僕に子供を成すだのなんだの言ってくる。人質を取るために僕は利用されている。
元々海賊だから、やはり王族は向いてないのかな。
🖤レンside
王子……ラウのことだな。
今頃何してるんだろう。
いや、写真だってそうそう撮れないし買えないし貰えない……さすが商人、お金持ちか?
俺は、店の奥へ案内された。
揚げ物を売っている店だから、奥に行くと少し油の匂いがする。
綺麗さ云々よりも、俺はその絵の中の王子にラウの面影があることに驚いた。
ラウが!? 俺の年齢から考えて……ラウはまだ15歳のはずだ。
急に商人は声を小さくして言った。
政略結婚ってやつか……。
マシンガンのような勢いで商人は喋る。
でも、その内容は俺の興味を引くものばかりだ。
ラウ……。
まずい、まずいぞ、ラウが苦しんでるかも。
え、まじで助けたいしラウ連れて逃げたい。
でも、俺にも仕事があるわけだし……。
でも今のラウを放置するのは違うよね……?
俺は馬鹿だからわかんない。
みんなに聞いてみないと。
頼れる7人のお兄さんたちに。
投稿遅くてすみません💦












編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!