第2話

翔くんに嫉妬…

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2019/07/14 08:01

※()は心の中


－とある日の放課後－

同級生A

翔！ここわかんない
おしえて〜！

来栖翔

またかよ〜、それこないだ教えたばっかだろー。自分でがんばれよな

同級生A

頑張ったけど分からないんだもんー！

来栖翔

はぁ…ったくー、いいか？
これはこうしてこの公式を…

貴方

(どうも…翔くんの彼女です…
いつもあんな感じで2人で楽しそうに…
こんなんで妬いちゃう私も私ですね…)

貴方

翔くん…あの…

同級生A

なるほど！理解できた！翔やっぱ
教え方上手いね〜✨

来栖翔

だろ？簡単なんだからちゃんと
授業聞いてがんばれよなー

同級生A

じゃあこれは？

来栖翔

こっちはここの数をこれとかけて…

貴方

…(聞こえてないのかな)
翔くん、先帰るね…また明日

来栖翔

あなた、もう少しで終わるから…って
おい！？あなた！

(勢いよく教室を飛び出る)

貴方

はぁ…最近こんなことが続いて嫌になる…。嫉妬する自分も嫌だし構ってくれない翔くんも…やだ。







－次の日の朝－

貴方

学校行きたくないな…

寿嶺二

あれ、後輩ちゃん？
こんな時間に会うなんて珍しいね！
おはよ〜！

貴方

嶺ちゃん先輩！
おはようございます( ´･ω･`)

寿嶺二

どしたの？元気なさそうだね
お兄さんが特別に話聞いてあげよっか？

貴方

…嶺ちゃん、せん、ぱ、わ、たし…
が、こに…いきたくっ、な、くて(泣)

寿嶺二

えぇ？！ど、どしたの？！
とりあえずあそこにあるベンチに座ろうか💦

貴方

は、い…




(少し落ち着いた)

寿嶺二

んで、どしたの？
何か嫌なことあった？

貴方

実は…翔くんに嫉妬してしまって…それがすごく…辛くて……

貴方

翔くん…色んな人から話しかけられて優しいから女子友達とかにも勉強熱心に教えてあげてて…最近、私にかまって…くれなくて……

寿嶺二

そうだったんだね…
人気があるのはいい事だし割り切るのも必要。でもしょーたんもしょーたんで可愛い彼女をほったらかしにするのは良くないよね。

寿嶺二

1度ちゃんと話し合ってみた方がいいかもしれないね。君もこのまましょーたんと気まずくなって話せないと余計に辛くなると思うし。

貴方

そう…ですよね…(あっ、スマホ…鳴ってる…翔くんからか。)
話してみます…。嶺ちゃん先輩ありがとうございます…！

寿嶺二

いえいえ！僕でよければなんなりと！
さっきから電話鳴ってるね。心配してくれてるし気を取り直して学校行こうか！

貴方

電話気づいてましたか💦
はい…！行きます…！！

－学校到着(2時間目始まる前登校)－

同級生A

あれあなた。おはよー！今日休みかと思って心配したよー！大丈夫？？

貴方

うん…大丈夫…！心配してくれて
ありがと！

来栖翔

おい！あなた！！！遅刻で来るなら連絡くらいしろよ！バカ！心配したじゃんか！

貴方

ご、ごめん…次からはちゃんと
連絡入れるね…

貴方

(だめだ。やっぱり話せない。私の事を考えてくれてるのに…私の勝手なわが
ままや嫉妬で…困らせたくない…)

－4時間目終了 お昼休み－

来栖翔

あなたー！昼食べようぜ！

貴方

う、うん！

来栖翔

そういえばお前、昨日…

同級生A

あなた！！

貴方

…ん！なに？

同級生A

先輩が来てるよ！呼んでる！

寿嶺二

やっほ！後輩ちゃん

貴方

あっ…ごめん、翔くん…！
話の続きだったのに…少し行ってくるからもしあれなら先食べてて…！

来栖翔

お、おう…

来栖翔

(アイツなんかおかしい…昨日から)

寿嶺二

ちゃんと話せたか心配でさ…
お節介でごめん。

貴方

いえ！全然！でもまだ話せてなくて…
私のわがままで困らせたくなくて

寿嶺二

そうだったんだね…
でも後輩ちゃんのタイミングで急がず
言える時に言えれば大丈夫だと思うよ！

貴方

はい…ありがとうございます！
お昼の時間まで取ってしまって…

寿嶺二

大丈夫だよーん！じゃあね！

貴方

はい…！

(ﾌﾟﾙﾙﾙﾙ)

貴方

ん。翔くんからだ…どうしたんだろ…

貴方

もしもし？翔くん？

来栖翔

なぁ、あなた。ちょっと話したい事があるんだけど…屋上来れるか？今

貴方

えっ…うん…大丈夫。

来栖翔

おう、頼むな。

貴方

はい。じゃあまた後で…

貴方

(なんだろう…いつもに増して声が低かった…もしかして…振られる…？)

－屋上－

来栖翔

悪いな。急に呼び出して。

貴方

んーん、大丈夫…です…

来栖翔

昨日から様子おかしいなって思っちまってさ…俺、知らない間になんかしてたか？

貴方

……ぅ…

来栖翔

えっ…

貴方

違うんです…翔くんは…
悪くないんです…

貴方

私、最近翔くんが◯◯さんとよく話してるの見てて、でも私にはかまってくれなくて…
それが辛くて…でもそんなのわがままだから言えなくて…

来栖翔

あなた…。ごめん…！
お前の寂しさに気づいてやれなくて…彼氏なのに寂しい思いさせてごめん…！！

貴方

謝らないでください…
昨日だって逃げるように帰って朝だって心配してくれたのに……話だって…
さえぎって…
先輩を優先してっ、ごめん、なさっ…い

来栖翔

いいんだ。もう謝るな。
大丈夫だから！(ｷﾞｭｯ)

貴方

しょ、くん///急に…

来栖翔

これからは寂しかったらいつでも言っていい！わがままでもなんでも！！
俺は絶対にお前を離したくない！
だから…俺がわかってないこと全部…
話してくれ…(ｷﾞｭ~ｯ)

貴方

う、ん…///
私、翔くんの彼女になれて幸せです…。これからもずっと…大好きです！(笑顔)

来栖翔

おう…俺も大好きだぜ。
(ﾁｭｯ)

貴方

んっ、ふふ/////

来栖翔

何笑ってんだよ〜！///
ほら、次の授業始まる前に昼にするぞ！

貴方

はいっ！

























どもども！作者の翠です！！
今回はいつもより長めにしました！どうでしょうかね…キュンキュンして頂けましたか…？
これからもゆっくりですが配信していくのでよろしくお願いします！！
またシチュ＆メンバーのリクエストも受け付けておりますので気軽にコメントお願いします！(更新遅くなるかもしれませんがご了承くださいm(*_ _)m)
ではでは！最後までお読みいただきありがとうございました！！✨