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第10話

第9話
雅
(この人...確か同じクラスの人?)
記憶を呼び起こしながら、にこやかに答える。
雅
何でしょう?
一瞬誰だったか、申し訳ないけど思い出せず。
モブ1
モブ1
今日って...放課後空いてますか?
緊張した面持ちのクラスメイト。
特に予定も無かったので小さく頷く。
雅
はい、空いてますけど...
その瞬間。
ころちゃんの顔が不機嫌に歪んだ事に、私は気づかない。
ころん
ころん
.................
モブ1
モブ1
ー良かった。今日の放課後、
教室に残っていて貰えませんか?
まさかのお呼び出し。
雅
(...私、なんかしちゃった?)
分かりました
モブ1
モブ1
...じゃあ、また放課後に!
何か気に障る事をしてしまったのかもしれない。
去っていく背中を見ながら1人不安になる。
ころん
ころん
ーなぁ
雅
ん?
そういえばころちゃんの事を放ったらかしにしてしまった。
案の定、彼は不満げで。
謝ろうと口を開きかけた時、
彼が呟いたのは予想外の言葉だった。
雅
あ。えっと...
ころん
ころん
ーこの呼び出しの意味、分かってOKしたの?
雅
(あれ!?違う理由で怒ってる?)
い、いや...全然わからないけど
ころちゃんが何に怒っているのか、察しもつかなくて。
雅
(...じゃあ、何で怒ってるんだろう)
内心焦りまくっていると。
ころん
ころん
はぁ...
フッ、と空気が緩んで。
ころん
ころん
雅なら、そうかなとも思ったw
いつも通りの優しい笑顔を、ころちゃんが浮かべる。
雅
え?笑笑どういう事?笑
ころん
ころん
...今は、知らなくていいよww
若干の間が少し気になったけど。
雅
...?分かった
あえて触れる事無く、また歩き出す。
雅
(入学式の日にも、こんな事あった)
雅
(ころちゃんは、何を隠してるんだろう)
ちらり、と横目で頭一個分の差がある
ころちゃんの顔を見るけれど。
珍しく、『無感情』1色で。
雅
(考えても仕方ないよね)
ころちゃーん?教室に着いたよ?
扉の前に着いても何の反応もしない幼馴染の顔を覗き込む。
ころん
ころん
えっ!あ...wwごめんなw
雅
いや、大丈夫だけどさ笑
考え事も程々にしなよ?
心配だと笑ってから様子を伺う。すると。
ころん
ころん
分かってるってwほら、入るぞ
ころちゃんの焦った時の癖。
雅
(ちょっと早口だし...
話題をすぐ切り替えようとした)
雅
(考えようとしてなくても、考えちゃうよ)
それが、バッチリ出ていた。
雅
(気になるなあ...)
どうしてこの時、ころちゃんの考えている事が
こんなに気になったのか。
私は後に嫌と言う程、それを思い知って。
同時に、自分の察しの悪さを。
これ以上無い位、恨む事になる。