二人は戸惑った様子で俺と隣の『俺』を交互に見る
後ろからダリアが手をひらひらと振り出てくる
ダリアが提示したスマホに顔を近づける。その瞬間。
バッ、とスマホ奪い取り
思いっきり床に叩きつけ、さらに思いっきり踏み潰した。
ガシャン、グシャ、と
凄い音がした。
スマホはもう…悲惨な状態だ。
メモリーも無事ではないだろう。
ダリアはわざとウザい口調で謝罪(?)をする
ダリアの煽り言葉も役に立つもんだ。
溜まっていた言葉を吐き出した。
男が俺に殴りかかってきた
とっさに腕でガードしようとするが…
数秒待っても痛みは来なかった
目を開けると
ダリアが男の腕を捻り上げている。
ダリアは珍しくそいつを睨み付けていた
はぁ、とため息をつき
感謝した俺が馬鹿じゃねぇか。
ぱっと捻り上げていた腕を開放した。
二人は逃げていった。
そう。
コイツはルナ
俺の双子の弟だ。
俺とルナは人間の双子の一卵性。
声も見た目も、性格も殆どが似ている。
強いていう違う所は話し方、目の左右、そして……
…………身長
そして俺らはそれぞれの部屋へ帰っていった
これでこの悪夢のような日々から逃れられる。そう思ってたが…
ここで、また別の問題が出てくる…
















編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!