小さく聞こえたその声は、廊下のざわめきに紛れて、
けれど私の耳にははっきり届いた。
気付かないふりをして、私は教室のドアを開ける。
そういいながら席に着くと、机の中からぐしゃぐしゃの紙が一枚落ちた。
それを拾って、何も見なかったようにノートの間に挟む。
隣の席の子が、ちらと私の方を見る。
でも何も言わない。
それは多分、優しさでも冷たさでもなく、ただの無関心。
──────── まぁ、いい。
みんなは、まだ知らない。
私が、こんなふうにされてるってこと。
知らせたくない。
だってきっと、すぐに動いてしまうから。
私のせいで、みんなが傷付くのだけは嫌だ。
だから今日も私は、何もなかったように笑う。
............. でも、思うの。
どうして、あの人たちはわざわざ私を選んだんだろう。
みんなと喋ってたから?
優しそうに見えるから?
大人しそうだから?
──────── 知らないんだろうな。
私が誰と育ってきたのか。
どんな風に守られてきたのか。
いずれ気づくよ。
その時になって、ようやく理解する。
自分たちが ──────────
いじめる相手を、間違えたってことに。
︎✦︎ attention ☝🏻💫
本作には 次回からも 虐めの内容が 少し出てきます 。
苦手な方は 🔙 御願いします 😢💧
また 、先日 中島裕翔くん は Hey! Say! JUMPを
卒業されていますが 、
本作は 中島くんが Hey! Say! JUMPを卒業するという発表以前から構想 , 執筆していたものになります 。
そのため 、Hey! Say! JUMPメンバーとして 登場致しますことを 予め御了承ください 。
尚 、「 もうメンバーではないのに 」といったご指摘に
つきましては 、創作の時期 や 当方含めたとびっこさんの心情の背景をご理解頂き、ご遠慮 頂けますと幸いです 🥲♡














編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。