とりあえず席に戻り、店員さんが持ってきたレモンサワーを一気に飲み干す。
ヤバッ、一気飲みって酔いやすいんだっけ?
そう彼が言いかけた時だ。お店の扉が勢いよく開く。そこには思いのほか早く来た2人。借金取りじゃあるまいし扉くらい静かに開けてほしいものだ。ちなみ俺たちの席はシーンとなった。そりゃそうだ。
すごっ翔太。お前はエスパーか。
ちなみに佐久間は翔太の事をしょったーと呼ぶ、佐久間曰く彼は5歳児並にバブイらしい。
まぁバブイというのはあながち否定できないかもしれない。
おっと…。2人の目が笑ってない。
それに、なにやら空気がおかしな事になっている気がする。周りはドン引きだ。でも大学時代からいっつもこんな感じだったか?
とりあえず面倒になる前に帰らないと。
そうして俺たちはお店を出た。少し飲みすぎたのかフラフラ歩いていた。
最後のレモンサワーがきいたな。転びそうになった俺を見かねて、翔太が腕を掴んでくれる。
そんな風に3人で話しながら歩いていると、こちらにむかって走ってくる人がいる。
ええと…あれ、めめ??

















編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!