あれから 、授業 を 受けていても
頭 に あるのは あの 2人 。
ほんと に 付き合ったのか 。
そればかり 、気になる 。
そして 、授業 が 終わって
やっとの 解放 の 時 。
また 、さつき 。
俺 は 、さつき の デコ に デコピン 。
廊下 でも ふらつくかぁ 。
やっべ 。
あいつ 、また 来る !
逃げろ 。
突然 、目 に 飛び込んできたのは
あなた が 女子 4人 に 囲まれてる 。
物陰 から 見る 。
こりゃ 、ヤバいやつ 。
おいおい …
あなた 涙目 じゃねえか 。
女子 は 逃げてった 。
下 では 俺 の 手 と あなた の 手 が
繋がっている 。
なんか 、冷たくね?
これが 、塩 ってやつ 。
意外 と くる 。
こんな事 言いたくなかった 。
と 、思う 弱気 自分 と
言ってやる 。
と 、思う 強気 な 自分 が 重なってる 。
もう 、俺 の 側 には いない 。
先輩 の 隣 に 並ぶんだ 。
角 を 曲がった時
さつき が 俺 に 抱きついてきた 。
周囲 の 目線 も 気にする 。
俺 は さつき から 離れて
軽く 頭 に 手 を 乗せた 。
あなた は 先輩 と か 。
駆け寄ってくる さつき の 姿 。
俺 の 心 の どこかで かわいい なんて
思ってしまったかも しれない 。
あぁ 、どうしよ ~ な …
俺 、もう あなた と おれねぇのか 。
俺達 は 玄関 に 向かって 靴 を 履き替える 。
何気ない 会話 が 意外 と 居心地がいい 。
さつき は 周り を 見渡して
顔 を 赤く 染めている 。
俺 は さつき の 頬 を 軽く つねる 。
はぁ 。今頃 、あいつら
一緒 に 帰ってんのか 。
ま 、俺 には 関係 ないけど 。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。