第2話

序章
5,743
2021/01/10 18:06
朝ー
you
今日も帰ってない、か
朝起きて、家を歩くのが日課となった今日この頃。
3年前から始めた事だがすぐに日課になってしまった。
you
……
まぁ、どうせ今更だけど何処かで
帰りを待っている自分がいる。
それでも良い。母さんが少しでも喜ぶなら。

さて、今日は呪術高専に行く日だ。
you
行ってきます
早朝なのでそっと呟いてから家を出た。

「東京都立呪術高等専門学校」

私立の宗教系学校を装っているが
実際は都立であり公費で運営されている。

ここに通う事になったのは、あの人のせいだ。
”あの人”はある日突然やって来た。


6年前-

その日は丁度早帰りの日で、1人
進路についての紙を握りしめながら帰っていた。

別に進路なんて正直に言ってしまえば
どうでも良い。希望があるならば将来的に
就職しやすい高校。

そう思っていたのに…

そう思えばこの時から自分の人生は
狂い始めていたのかも知れない、いやでも…

いや、取り合えず本題に戻そう
you
何か用ですか
その”不審者”です、と言っている様な
服装の男性は話しかけると驚いたように
こちらを見た。全身じっくりと…この時は
普通に怖かったです。
you
えと…
五条悟
君…もしかしなくても
天馬あなたくん?
怖かった。本当に怖かった。
母さんはこの人の知り合いでは
無いと思ったから。本当に不審者かと思った。
you
……
五条悟
沈黙は肯定と判断するけど
もう確信して言っていると
分かった以上、足掻きは無駄。
you
そうだと思いますか?
五条悟
君の呪力を始め
髪色とか目の色とかでも
判断出来るからね
you
…取り敢えず上がってください
五条悟
あ、甘いお菓子とかある?
この人、お菓子食べに来たのか?
五条悟
あ、お菓子目当てでは無いからね
俺はあくまで君目当て
指をこちらに向けながら
その不審者らしい人は言った。
you
…どうぞ
五条悟
あ、これ喜久福⁉
you
好きなら全部貰って良いですよ…
五条悟
え、本当⁉
喜久福の箱を持ちながら
やったーと言う不審者らしい人。

この人本当に何しに来たの…
you
それよりあなたの名前は?
五条悟
あぁ、言ってなかったっけ
「五条悟」

よろしくね、と言い足す
目の前の人物は少し不思議な存在だった。
you
五条悟
五条悟
ん?いきなり俺の事
フルネーム呼びとか珍しいね
この人、自分が有名人だと
思っているんだろうか
you
生憎有名では無いと思いますよ
五条悟
え、何?
話が一切噛み合ってない気がする。

早く出て行ってくれないかな、そろそろ
母さんが帰って来ちゃうんだけど…

作者
作者
吹き出しの色迷います((
作者
作者
あ、ちなみにこの時の
あなた君はそこそこ喋ります。
豆知識💡
あなた君は家族の事となると
結構ガチで話します。
作者
作者
以上!
♥と💬お願いします!

プリ小説オーディオドラマ