第2話

1話
1,598
2023/02/08 13:01


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『』▶あなた
「」▶東リベキャラなど…


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“ 月が綺麗ですね “ ___ .




そう言って妖艶に笑う彼。
何を言っているだろうかとぽかんとあいてしまう口。






するとそんな姿をみて蘭さんは笑って、
「びっくりした?笑 ごめん、冗談だよ」
なんて。




あぁ、笑った顔は竜胆にそっくりなんだな。





『あ、あはは……』




乾いた笑いしか出ない私なんてきっと可愛くないや。
蘭さんはグラスを置くと




蘭「竜胆のこと、やっぱショック?」




顔色を伺うようにそう聞いてきた。




『まぁ……でもそれなりに私気づいてた部分もありましたし、、』




『それでも、、あはは…自分の目で見れるほど耐性はなかったみたいです笑笑』




私がそう苦笑していうと



蘭「いや〜、あれは慣れちゃいけないよ笑 ほら、飲みなよ」




そういってワインを飲むようにあおった。




それから1時間、私は酔いつぶれて。




あんまり記憶はないけれど、ガンッとワインのないグラスをおくと蘭さんに向かってろれつがまわっていないまま




『あのですねぇ!言わせてもらいますけどぉ!!りんどーとは高校からの付き合いなんでそれなりに分かってたとおもってたんですよお〜!!』




なんて言ってたらしい。




蘭「はいはい、そんなこと昔から知ってるよ」





そういって苦笑する蘭さんにドヤ顔をかまして





『それならいいんだけどさ〜』





なんて。
今考えたら何がだよって感じではある、、というか蘭さんに向かってそんな態度してたなんて申し訳ない


酔って帰ってきて、竜胆は家にいなかった。
まぁ、いられても今のこんな惨めな姿を竜胆には見せられないと思っていたし、その方が都合が良いのだけれど。




蘭さんにおぶられて家までついて、そのまま玄関にどすんと降ろされた。




蘭「ほら〜、着きましたよお嬢さん〜」



なんてとんとんと肩を叩く。



『あぁ〜い!うるっさいな〜』




酔っ払って手を振りほどくと蘭さんは一瞬黙って




蘭「………あ、そうだ。酔っぱらいのあなたちゃんにひとつ提案、ね。」






















蘭「俺とさ、、“共犯“ってことにしてあの2人にすこーしだけいたずら…してみない?笑笑」





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