夏に付き合った俺たち
ほとんどけケンカをすることもなく
季節は移り変わっていって、明日はクリスマス
それなのに…
あなたの下の名前は一昨日から流行りのインフルエンザになり
明日のディナーも中止
会ったら移るからと会うこともできない
熱は下がっているのに
仕方なくテレビ通話で話をしている
別にあなたの下の名前の横でいれるなら
俺はなってもいいんだけど…って、インフルなめすぎか。
きっと抱きしめるだけでは済まないけどㅎ
半年の間に深まった関係と縮まった距離
久しぶりにこんなに離れて
甘酸っぱいような焦ったいようなやりとりをしている
手を握りしめたい
俺の腕の中で温かく、安心して眠ってほしい
こんな画面越しじゃなくて。
ねぇ、本当に会いに行ったらダメなの?
俺ばっかり会いたいのかな…
ついつい、どうしようもないと思いながら
俺の正直な気持ちを言ってしまった
あなたの下の名前は体もしんどいのに
俺の子どもみたいな感情に振り回してしまうなんて
なんだか自分の至らなさに恥ずかしくなって
顔を見ていたいって言ったのに
俯いて下を向いてしまう
少し顔を赤くしたあなたの下の名前
これはインフルの影響ではなさそう
…かわいい//
強い言葉の後の伺うような顔
そんなの決まってるじゃん!
今年のクリスマスは直接会えないけれど
そのかわりに来年の約束というプレゼントをもらった
来年のクリスマスまでも、それからも
ずっと一緒だよ♡
Fin















編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!