第21話

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2026/03/07 09:00 更新
ヒーロー基礎学。

こんなん、学ぶ必要もないじゃんね。

あぁでも、これ終わったら下校じゃん。

高専に会えるんじゃん。
オールマイト
オールマイト
わーたーしーがー!!普通にドアから来た!!
なんて言いながら教室に入ってくるオールマイト。

地味に声大きいのやめてほしい。

ってか、ドアから以外どっから入ってくるつもりだったの。
A組は興奮してるけどね。
オールマイト
オールマイト
ヒーロー基礎学!
オールマイト
オールマイト
ヒーローの素地を作るため、様々な訓練を行う科目だ!
オールマイト
オールマイト
早速だが今日はこれ、戦闘訓練!
オールマイトの言葉に、緑谷と爆豪が反応する。

…あの二人、本当は仲良いんじゃないの?
オールマイト
オールマイト
そしてそいつに伴って…こちら!
オールマイト
オールマイト
入学前に送ってもらった個性届と要望に沿ってあつらえた…
コスチューム!
あなた
(…コスチューム着れんの)
それはいいね。

高専に戻れる気がする。
オールマイト
オールマイト
着替えたら順次グラウンドβに集まるんだ!
…早く着替えちゃお。

そう思った私は、誰よりも先に教室を出た。

だから、
芦戸三奈
芦戸三奈
あなたの下の名前最初の文字(悟→さ)ーあなたの下の名前2文字目以降(悟→とる)!
芦戸三奈
芦戸三奈
って、あれ?あなたは?
切島鋭児郎
切島鋭児郎
五条ならもう行ったぞ?
芦戸三奈
芦戸三奈
うっそーん!!
こんな会話がされているのも知らない。



体の傷を見られたくない私は、A組女子が更衣室に来る前に着替えを済ませ、グラウンドに向かった。

にしても、白の制服ってなんだか新鮮かも。
オールマイト
オールマイト
…お、五条少女!
あなた
…オールマイト
オールマイト
オールマイト
少し、話をしないか?
…面倒くさいな。
あなた
手短に
そう冷たく言い放っても、オールマイトは何も変わらない。
オールマイト
オールマイト
君たち呪術師は、ヒーローを嫌っているんだよね?
その言葉に、私はただ頷いて見せる。
オールマイト
オールマイト
そんな君たちから見て、私はどうだろうか?
オールマイト
オールマイト
平和の象徴として、相応しいだろうか?
少し悩んでしまった。

オールマイト、かぁ。

野薔薇は確実に彼に勝てると思う。

オールマイトの方が活動歴が長いとはいえ、ね。
あなた
正直言って、まだまだ中途半端だ
あなた
お前がこちら側にいたら、良くて2級悪くて3級程度
あなた
いわば、散弾銃もしくは拳銃があればまぁまぁ安心
私の言葉に、オールマイトは息を呑む。

実際に散弾銃や拳銃で勝てるかは分からないけれど。

甘さと心の弱さを考慮すれば2級〜3級かな。
あなた
平和の象徴としての強さはいくらあっても足りない
あなた
真の平和など、決して来ることはないのだから
来るわけがない。

個性がある限り。

ヒーローが存在する限り。

負の感情は増加し続け、呪霊も増える。
オールマイト
オールマイト
それでも、私は平和の象徴として真の平和を求め続ける
そう言ったオールマイトの目は、平和を信じて疑わない目だった。

…吐き気がする。

お前らヒーローのせいでヴィランが生まれ。

負の感情が生まれ、呪霊が生まれているというのに。
あなた
勝手にしろ
あなた
私は、私達は不平等に人を救ける
それだけ言ってから、後ろを振り返る。
あなた
んで?A組はいつまでそこに隠れているの〜?
私がそう言うと、ゾロゾロとA組が出てくる。
オールマイト
オールマイト
なっ!?いつからそこに…!?
緑谷出久
緑谷出久
平和の象徴としての〜〜〜…から、です
オールマイト
オールマイト
…何話してるか分かった?
緑谷出久
緑谷出久
いえ、全く!!
なら良いよ!と言って、オールマイトは私達に向き直る。
オールマイト
オールマイト
格好から入るのも大事なことだぜ、少年少女!
オールマイト
オールマイト
自覚するのだ!今日から自分は…ヒーローなのだと!
あなた
…ヒーロー
大嫌いなその言葉を反芻する。

右手の薬指にはめた指輪を見て、心を落ち着かせる。
オールマイト
オールマイト
さぁ、始めようか有精卵共!!
オールマイトがそう言うと、A組はざわつき始める。
麗日お茶子
麗日お茶子
にしても、あなたちゃんのコスチュームめっちゃカッコいい!!
緑谷出久
緑谷出久
うんうん、まるで神様みたいな感じだね!///
峰田実
峰田実
ヒーロー科最高!!
…神様、ね。
あなた
ありがと〜
あなた
麗日さんと緑谷くんも、似合ってんよ
神様。

その言葉だけは、言われたくない。

そもそも、生きている人間に神様みたいもクソも無いでしょうに。

にしても、焦凍のコスチューム。

エンデヴァーを全否定してる。

本当に…。
あなた
気持ち悪い
っぁ、声出てた。

慌ててあたりを見渡すが、誰も聞いていないようだった。

ふぅ…良かった。

それからの説明の内容は、正直言って覚えていない。

ただ、私は一人チームになったから、誰か一人と戦わなくてはならないこと。

選ぶのはオールマイトに任せることにした。



あなた
…次か
オールマイト
オールマイト
五条少女、君の相手は…轟少年だ!
その言葉に、空気が揺れた。
常闇踏影
常闇踏影
轟VS五条か…
切島鋭児郎
切島鋭児郎
いくら五条でも厳しくねぇか!?
上鳴電気
上鳴電気
でも俺等、あなたちゃんの強さ知らなくねぇ…?
よりによって最高傑作かよ。

面倒くさいなぁ。

あ、そうだ。

せっかくだし、最高傑作の負けヅラでも拝んでみようかな笑
轟焦凍
轟焦凍
…手加減はしねぇぞ
へぇ、随分と変わったものだ。

そりゃそうか。

ずーっと、No.2への憎しみを募らせてたんだもんねぇ笑
あなた
…よろしくねぇ
モニタリング室を出ようとしたその時、麗日と緑谷に呼び止められた。
緑谷出久
緑谷出久
五条さん!
麗日お茶子
麗日お茶子
無茶しないでね…!轟くん、強いから!
ふぅ〜ん、無茶しないでね、か。
あなた
んー??大丈夫大丈夫
あなた
だって私、最強だからね
でしょ?悟。


訓練場所のビルに着いた私は、軽く準備運動をする。

結局、私がヒーロー、焦凍がヴィランということになった。
オールマイト
オールマイト
よーい…スタート!
その合図と共に、氷が襲ってくる。

なるほどね、さっきと同じだ。

舐められたもんだね、私も。

カメラの死角でサングラスを外し、位置情報を確認する。
あなた
あ、いたいた。5階のど真ん中ね
ほんっとに舐めてる。

ムカつくなぁ。

まぁでも。
あなた
みーつけた
これで終わりね。

そう小さく言って、焦凍に手刀を食らわせる。
あなた
推薦入試者も、大した事ないねえ〜
私はそう言って、彼を放置してモニタリング室に戻る。


そして、初のヒーロー基礎学は終わりとなった。




書き置きが無くなっていくぅ
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