さーて、どうする?ヒーロー。
…上から目線じゃん。
となれば、今日はこれで終わりかな?
守る、ねぇ。
…言っとくけど、私その雄英の生徒と同い年なんだよなぁ。
私は、彼らを守らなくてはいけない。
これじゃ、轟家と一緒じゃん笑
なら、やっぱり腐ってる。
ストレートだなぁ笑
うっわ、煽り度レベルMAXきた。
部屋を出たあと、少し前を歩いていた悟が立ち止まって、優しく私を抱き締める。
背中の傷を避けるように、でも力強く私を抱き締める悟。
…もう、この傷も痛くなんてないのに。
少し泣きそうな顔で言う悟。
…ふふっ、愛されてるなぁ。
私がそう言うと、悟は優しく笑った
そんな会話をしながら歩き始める。
すると…
後ろから呼び止められた。
確か、相澤消太。
そう冷たく言った悟は、私を守るように私の前に立った。
…へぇ。
この人は話が通じそう。
悟も僅かな驚きを浮かべながらそう答えた。
再び謝罪をし、深々と頭を下げる彼。
6日後、私が護衛を担当できているかも分からない。
確実に彼と関わるわけではないのだから。
少し、冷たい返事をしてしまった。
私は彼の返事を聞かずに、門へと向かって歩き出した。
雄英を出てようやく、張り詰めていた空気が緩むのを感じた。
隣りに立つ悟も、疲れたように息をする。
ごめん、電話してくるね。
と言った悟は、少し離れたところで電話を始める。
にしても…大きな学校だね、雄英は。
すごい勢いで謝ってくる悟。
そこで、私と悟は別れた。
悟から教わった住所を目指して歩く。
えーっと…ここか。
ん??

こんな感じ!
画像お借りしました
特級って金銭感覚バグってるのかな…?
なんてことを考えながら中に入る。
リビングも広くてキレイ。
私の好きな黒と青で統一された、綺麗な家。
雄英の任務は嫌だけど…。
この家は結構好きかも。
――高専。
引っ越しする前日。
いわば、護衛の二日前。
私は寮で、旅支度を整えていた。
悟に引き取られて以来、ずっと暮らしていた部屋だからこそ、離れるのが悲しい。
物思いに耽っていたところ、インターホンが鳴った。
そう言いながら扉を開けると、そこには…。
恵が立っていた。
私はそう言って、恵について歩く。
どこ行くんだろう…。
そう思っていると、一年の教室に辿り着いた。
しかも真っ暗だし。
そう言う恵を信頼し、私は教室の扉を開ける。
途端に、クラッカーの音が鳴り響いた。
野薔薇だけじゃなくて。
悠二、真希、棘、パンダ、悟、硝子、傑…。
皆いる。
任務で忙しいから、全員が揃うことなんて滅多にないのに…。
皆は、明るく笑いながら私を席に案内してくれる。
そんなこんなでパーティーが進んだとき、私は2年生たちに手招きされた。
渡したい物…?
何だろうか、何かあったっけ?
この間の…?
あぁ、あの時の。
いいのに、わざわざお礼なんて。
そう言いながらパンダが渡してくれたのは…。
早速、彼らがくれた髪留めで髪を結う。
この髪留めのおかげで、雄英頑張れそうだ。
嬉しいなぁ。
なんて思っていると、今度は野薔薇や悠二に呼ばれた。
























編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。