野薔薇と悠二に呼ばれてくと、そこには恵もいた。
野薔薇と悠二は少しそわそわしている。
そう言って二人もプレゼントしてくれた。
んふふ、嬉しいなぁ。
そう聞くと二人が頷いてくれたため、早速プレゼントを開ける。
わ、これって…。
綺麗な宝石…。
ふと二人を見ると、悠二の耳には同じピアスが、野薔薇の首には同じネックレスが光っていた。
私が笑いながら言うと、野薔薇と悠二も嬉しそうに笑った。
嬉しいなぁ。
と思いながら、私はピアスとネックレスをそれぞれつける。
そう言ってくれた二人に、もう一度ありがとう。と言う。
すると、恵に名前を呼ばれた。
そう言って彼は小さな箱を開ける。
彼は私の右手を取り、薬指にリングをはめた。
右手の薬指に光るそれ。
私はそれを見て、思わず泣きそうになってしまった。
そう言いながら私の頭を撫でる恵。
その右手に私と同じリングが光っているのを見て、さらに泣きそうになった。
そう言ってくれた恵の瞳は優しいもので、心が暖かくなった。
それから暫く一年で話していると、今度は悟、硝子、傑に呼ばれた。
すると、彼らも私にプレゼントを用意してくれていたみたいで。
それを開けると、
今まで着用していたものとは少し変わった、白い制服が入っていた。
それはまるで、憂太が着ている制服のような…。
動きやすいだろ、これ。と言う硝子。
確かに動きやすいけど…。
いいのかな?貰っちゃって…。
そんな感じで楽しいパーティーはあっという間に終わっていった。
――翌日
静岡県内の自宅にて。
伊地知さんには、送迎は要らないって言っとこ。
伊地知さん忙しそうだもんね。
主に、お兄ちゃんにこき扱われて。
今度コーヒーでも奢ろうかな。
そう言って、私は廃ビルへと向かう。
確か、雄英の一年生が一人いるんだっけ。
面倒だなぁ。
なんで廃ビルなんかに行くんだか。
そう言うと帳が下りてくる。
あぁそっか。
今日は入学式だけだから、もう雄英生もいるんだ。
人の声…雄英生か。
ってことはつまり、呪霊に攻撃してるということ。
はぁ、面倒くさい。
私がそう言うと、闇の中から薙刀より少し大きめの刀が出てきた。
平正眼の構えで、呪霊の動きを観察する。
…今だッ!
私独特の構えから突きを放つ。
一回の踏み込みのうちに三回の突きを放ち、呪霊を殺す。
そう呻きながら、その呪霊は死んだ。
見たところ、一級相当って感じかな。
雄英生らしき者を見ると、小刻みに震えていた。
クリーム色のツンツンした髪、赤色の瞳。
この子は…。
よかったぁ、今仮面してて。
そしたら誰にもバレルことはない。
まぁ、念の為もう帰ろうかな。
日も暮れたことだし。
そんな呼び止めに反応せず、私は帳を解除して、瞬間移動で家に帰った。
あの目、嫌いな目だ。
自分は強いと、決して疑うことのないあの目。
昔を思い出してしまう。
何も食べる気にならない。
このままお風呂に入って寝てしまおうか。
そう思った私は、早めにお風呂を済まし、明日に備えて寝ることにした。




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編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。