第2話

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2025/08/15 12:57 更新




朝。松野家の居間では、六つ子が珍しくそろって起きていた。

...理由は一つ。
おそ松
なぁなぁ、今日って零のバイト代入る日じゃね??

おそ松の一言に、六人の目がギラリと光る。






零は学校から帰宅し、カバンを置くなりため息。
松野 零まつの れい
はぁ~、...疲れた...
その瞬間、背後からおそ松がにゅっと顔を出す。
おそ松
おかえり零~!
松野 零まつの れい
やだ、その笑顔怖い。
おそ松
いやぁ~、弟の頑張る姿って尊いな~!
おそ松
そう思わないかカラ松!
カラ松
フッ...もちろんだとも...
カラ松
零。兄さんのために...少しだけ、愛を形にしてくれないか?
松野 零まつの れい
形ってお金でしょ。やだ

チョロ松も口を挟む。
チョロ松
いやいや、兄として将来の投資っていうかさ!
今俺たちにお金を渡すとリターンが__
松野 零まつの れい
兄さん達の信用、ゼロだから。

とんっ とんっ )

松野 零まつの れい
わ、...

気づけば十四松が背後に回って肩を揉んだり叩いたり。
十四松
ねぇねぇ、零っ!!お金ちょーだいっ!!
松野 零まつの れい
急に距離感バグらせるな

一松は腕を組んでぼそっと。
一松
猫の餌代…
松野 零まつの れい
それだけは…考える
一松
やったね...ヒヒッ

さいごに、トド松がスマホ片手に笑顔で近づく。
トド松
ねぇ、お兄ちゃんに投資しない??絶対増やすから~(※絶対に増えない)
松野 零まつの れい
トド松にいさんは詐欺師か。




数分後。

居間の真ん中で零は正座し、その周りを六つ子が囲んでいた。
 
松野 零まつの れい
...はぁ、
みんな
松野 零まつの れい
...分かった。500円ずつな。
みんな
少なっ!!
松野 零まつの れい
だって、全員に渡すんだからこれで十分でしょ。


その夜。

兄たちは500円を握りしめ、近所の駄菓子屋で買い物。

零は机に向かって勉強を続けながら小さく
松野 零まつの れい
...ふ、っw
と笑った。


松野 零まつの れい
...(めんどくさいけど、やっぱり兄さんたちだな、w)

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