第11話

第九話
363
2024/02/07 07:55 更新


雨の音はいつの間にか無くなっている。

もうすぐ日の出が始まるという時間に目が覚めた。

あなた
ん…


昨日よりも重い体を起こし

まだ視界がぼやけている世界で兄を探す。
椅子に座り私のベットに伏せている兄を発見
一晩中そばにいてくれたんだと思い

申し訳ない気持ちでいっぱいになる。
せめても、と思い近くにあった調査兵団のマントを掛けた。
熱がある状態で起きているのはきつく

まだ時間があるため私はもう一度寝ることにした。



あれからどのくらい時間が経ったのだろう。

外はすっかり明るくなっていた。
私は体を起こしあたりを見渡すが

そこに兄の姿は無く代わりに書き置きがあった。 

リヴァイ
  あなたの下の名前へ
俺はエレンの実験にいる。今日は部屋でゆっくり休んどけ。何かあったら大変だが外まで来てくれ。実験が終わったらそっちに行く。あと、マント掛けてくれてありがとな。


言い方は不器用だけど心配してくれている。

いつもこんな事をする人ではないから嬉しかった。
さっきよりは体のダルさが取れ、動けるようになったため

顔を洗いに外へ出ることにした。


あなた
ぷはっ
あなた
冷たい…


まだ体が熱を持っているため水がいつもより冷たかった。
何もやる事無いしこれからどうしよう
ぼーっと青い空を見つめ考えていると…














ものすごい大きな音が響き渡った。

あり得ない衝撃で思わずしゃがみこんでしまう。

あなた
なに…


まさか最悪の事態が起きてしまったのかと思い

熱のことを忘れ考えるよりも先に体が動いていた。

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