自分から自爆して自分から好きバレしてしまった……
いふくんがここまで鈍感だったとは想定外。
今にでもこの空間から逃げ出したい……でもここで逃げたら嘘みたいになるし、好きなのは本当だし…この際、告白してみる?いや、自信はないけど、きっと僕なら……
僕がそうしようか悩んで黙り込んでいたら、いふくんが口を開いた。何を言い出すのかと思えば、告白を断るときのテンプレートをつらつらと並べている。
いや……そんな覗き込むみたいに僕の顔見ないでよ。そんな可愛い顔で僕の顔見ないでよ。
断れないの知っててやってるよね絶対。ああ、罪な男だ……
まだ、振られたわけじゃないから。
ここから奇跡の大逆転も有り得るから。可能性はないよって本人に言われるまで、いや、言われない限り、僕はぶつかり続けるよ。
僕のことを知りたいって言ってくれたのに僕が質問しちゃってて悪いけど、僕だっていふくんのことたくさん知りたいし。…それにしても、猫が好きなんだ。僕も犬か猫って言われたら猫だし……
でも猫が好きってわかったところで何もできなくない?
……さっきからお互いに空回りしてるんですが。
そろそろ🔞いれますか












編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。