助けて、、
そう何度も願う
怖くてたまらない
ヒョン達、、ここから助けてよ
だけど、、
ほんとは、、
分かってるよ
希望なんて無いことは。
ここを見つけられるわけが無い。
そんなこと知ってるんだ
僕は、、まだ生きていたい
そう思う。
でも、、時間は残酷にも止まってはくれなくて
もう僕の時間は30分くらいだろうか
怖くて震えが止まらない
でも、なぜか
目の前の犯人が怖くなかった
なんで、、、?
こんなに酷いことされてるのに
怖くない
知ってる気がする
なんで、、?
あなたは誰、、?なんだ?
なんのためにこんなこと
、、やっぱり
知ってる。
僕を呼ぶ声。
聞いたことがある気がする
僕がなにかした、、?
思い出せ
何を言ってるんだ、、?
僕は、、知らない
そんなこと。
何をした、、?
何も思い浮かばない
だけど、、僕が覚えてないだけなのかもしれない
もしかして、、僕は
ほんとに何かしてしまっていたのだろうか、、?
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!