今日は月が綺麗だ。
きれいな形をした月。
その月の下で私達は命を懸けて戦う。
私が山に向った時、多くの隊士が負傷していた。
近くで声がする。
向かうとそこには、女の隊士と下弦の鬼が向かい合っていた
見たところ、彼女に致命的な怪我はない。
良かった、とあなたはホッとした
と優しく声をかけ彼女を庇うように鬼の前に立つ。
いつでも攻撃の姿勢になれるよう刀を構える。
下弦の鬼なだけあり、攻撃をかわされた。
攻撃……してこない……
薄々あったこの気配。
どこかでか、殺めてしまったのかもしれない…けど、
この鬼からは血の気配が無かった。
私の予想は的中した。
目の前に立つ鬼は小さくコクッと頷く。
あなたはそう言いながら刀を構えた
あなたは刀を振り落としながら呟いた
陽風……暖かい、春の陽気をまとった刀で、
優しく切る。
そんな技だ。
あなたには、最後その鬼が僅かに微笑んでいるように見えた。
私達鬼殺隊にはありきたりな毎日が今日も過ぎ夜が明けた。
私が任務を終えると同時にお館様から呼び出しがあった。
お館様がみんなを集め話し始めた
そう言われ隣に座っている女の子は昨日の子だった。
……十二鬼月ってあの……?
あれは確か…私が倒したはずじゃ…
そう言いお館様は部屋に戻られた。
少しの沈黙のなか、しのぶさんが口を開いた
しのぶさんが話している一瞬。
彼女と目があった気がした。
私と目を合わせ、すぐにそらした彼女
今、今日。この瞬間から私の日常が崩れることになるなんて、まだだれも知らないだろう。____















編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。