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第22話

〜過去〜【タケシside】リクエスト
1,636
2018/05/04 12:39
今日はなんとなく寝れなくて、今は夜の見回りに出てる。


まぁ今日は平和な日だと思いたいんだけどな。







…これは平和じゃないというのかわかんねえけど。



街の入口に1人の女の子がいた。



多分すごい幼い。



あ、しゃがんだ。


とりあえず声かけてみるか。



「おい」


…ちょっと素っ気ないって自分でも思った。((いや自覚してんのかよbyピー



てか…


「お前ちっさいなぁ…家族は?」



その子は首を横に振った。



複雑な家庭環境なんだろうな。


「んじゃ名前は」


あ、名前もねぇのか…


もう歩けないんだろうな。


「…そっか、もう疲れただろ、寝てろ」


そう言ってとりあえずおぶった。



…待て待て待て待て、めちゃくちゃ軽い((キャラ崩壊してますけどbyピー


結構やばいと思うぐらい軽いぞこいつ。


何日食べてねぇんだよ…



まぁとりあえずスモーキーのとこ行くか。



そう思って跳ぼうとしたら…



??「タケシ」


…めっちゃびっくり。((


「スモーキー、」


スモーキー「その子は?」


「わかんねえ、捨てられてた」


スモーキー「そうか…とりあえず部屋で温めておけ」


って感じでスモーキーと跳びながら考えてた。


この子どうすんだろ。


まぁまた捨てる訳ねぇからな…




俺?


俺はこの子は家族にしたいと思ってる。





まぁそんな簡単な事じゃねぇのはわかってるけど。



でも俺も親いねぇし。



気持ちはわかるから。




スモーキー「タケシ、ぜぇーんぶ聞こえてる」



「うわ!!まじ?!」


面白かったぞ、とちょっと笑いながらスモーキー。



まじ最悪。



しかもスモーキーに聞かれるなんて…



スモーキー「まぁ気持ちはわかる。俺も家族にしたい。ただ今まで以上に食費やらなんやらで働かなきゃなんねぇぞ」



そっか…


それもあったんだ…。



「…それでも俺はこいつを家族にしたい」



スモーキー「…だってよ、聞いてた?」



は?



??「…はい、」






…その返事は俺の背中から聞こえた。

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