第63話

私とロノ
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2025/06/13 09:00 更新




ある日ぽっちゃり猫を助けたら




よその世界の執事の主になった











これは 私と執事たちのお話















あなた
・・・・・・・・・






ロノ
・・・・・・・・はぁ、






ルカスとミヤジに、

勝手に隠し部屋入りましたすみません、の反省文を出して

ちゃんと反省文を出したのにコンコンとお説教された。




入った理由はムーに誘われたと書いて

黙ってた理由はベリアンのドールかと思ったと書けば


楽しそうにドールって知ってるのか聞いてきたルカスを

怖い顔をしたミヤジがゲンコツしていた。






お説教の矛先がルカスに変わったところで

そっとルカスの部屋を抜け出してきたのだ。








そして避難してきた厨房には

私が目の前にいるのに気付かずに

大量のジャガイモを剥いているロノ。






今日のごはんはメインがジャガイモか?






あなた
ロノ、これ何作るんだ?




ロノ
え・・・うわぁ!?あなた様?!
・・・・わ?!や、やべっ剥きすぎた!






山になっているジャガイモに

ロノが飛びあがって、はー・・と息を吐く。



すみません・・・と、

しょんぼりロノにふむ、と首を傾げた。











あなた
ロノ、ベレン・・・・
いや、ベリアンのことか?




ロノ
っ・・・・!





あの後ロノたちにも

ベレンのことを話したらしいしな。




正直私は2年前に亡くなった執事のことで

フルーレが荒ぶるかと思っていたんだが・・・。




ラトが悪魔化を乗り越えたばかりなのもあるのか

悪魔化したメンバーがいる地下と2階組は

意外と落ち着いてベリアンの行動に納得していた。



自分が悪魔化したバスティンだって、

思うところが何もない訳ではないとも思うけれど

どちらかと言うとロノのほうが暗い顔だ。






ロノ
すみません・・・・っ
ははっ、居眠りしながらとか大失敗っす!



空元気な笑顔のロノの頭を

ぽむぽむと撫でる。



いつもは元気にツンツンしている金髪も

心なしかしょんぼりしていた。






ロノ
っえ、あなた様?!





あなた
ロノ、私ポテチ食べたい



ロノ
は・・・・・・はい??





あなた
ジャガイモを薄くスライスして揚げて塩振ればいいはずだ、作ったことないけど





ロノ
あ・・・・はい、
じゃあ夕飯のついでに作りますね!




ざっくり作り方を伝えれば

未知の料理にロノの目がきらめく。


少しだけ元気になったロノにうんと頷いて

厨房を後にした。























あなた
・・・・という様子だったんだ






ラト
おやまぁ、では今日は私は自分のパセリ畑から夕飯をとってこないと



あなた
パセリ以外も食べろよラト
意識高い系青虫になるぞ



フルーレ
意識高い系青虫・・・・・・なんかやだな




地下組の部屋のベッドに腰掛けて

足をぶらんと揺らせば

ごく自然に私の太ももに頭を置いたラトが

楽しそうに顔に手を伸ばしてくる。



一応ベレンの時に庇ってくれているので

好きなようにさせていれば

意識高い系青虫もといピンク虫ラトが

クイクイと私の横髪を引いた。





ラト
あなた様、今日はここで寝てください
フルーレ
はぁ?!ちょ・・・ラト何言ってるの!
そんなのダメに決まってるだろ!?
あなた
別にいいぞ?





フルーレ
え・・・・・?!




フルーレもラトも執事の中では小柄だし

ふたつベッドをくっつければいけるだろ、うん




ミヤジはこめかみに手を置いて

ため息つきそうだけども。







フルーレ
あなた様・・・?なんで今日そんなにラトを甘やかしてるんですか?怪しいです・・・!



ラト
おや、心外ですねフルーレ
怪しくなんかないですよ?私はあなた様の秘密を守ったのですから
あなた
結局バレて反省文出してきたけどな!






くふふ、と笑いながら引っ張られて

ラトのベッドに寝転がる。

ついでにフルーレの腕も掴んで巻き込んだので

若干ぎゅうぎゅうなのだけれど

満足そうにラトが私をぎゅうっとした。





あなた
ちょ・・・・ラト苦しい・・・っ!


ラト
ふふっ・・私とあなた様とフルーレで川の字みたいですね!
フルーレ
窮屈すぎだろっ・・!








あなた
私じゃなくてミヤジのほうが川の字にいいんじゃないか?お父さんポジだろ


ラト
くふふ・・・はい、私もフルーレもミヤジ先生を父のように思っています



フルーレ
あ・・・そっか、ラトそれだよ



あなた
それ?





ラトと反対側に寝転んでいたフルーレが

コロンとうつ伏せになって顔をあげる。


少し乱れた髪の毛とか上目遣いとか

いちいちヒロインぽいなフルーレ!




フルーレ
ロノもバスティンも・・・
1階組はベリアンさんを父親のように思っているので、余計に隠し事をされてショックだったんじゃないですか?




父・・・・・?



母じゃなくて??









ちょっと喉元まで出かかった言葉を

真剣なフルーレの顔に、

ぎゅっと口を噤んでごっくんと飲み込む。




地下組はミヤジだろ?

3階はルカスがまとめ役

1階はベリアン。

2階はハウレスだとして、





・・・・・・・。










あなた
別邸はだれが父親だ?




フルーレ
・・・・・・・・
ラト
さあ・・・・・?






リーダーぽいリーダーが思い浮かばないが

とりあえずそれは一旦置いておく。





・・・・・えーと、なんの話だったっけ?










あなた
あ、ロノが父親の隠し子知ってショック受けてるって話だっけか




フルーレ
え、そんな話でしたっけ?!




あなた
え、ちがう?





ラト
あなた様、
私はあなた様に隠し子がいても気にしませんよ?



あなた
産んでないわっ





正直なんでロノとベリアンが

そんなに拗れているのか意味分からんのだが。






ロノもベリアンも相手が話してくるまで

自分は待ってようとか思ってるのか?


思ってそうだな。











・・・・・喝入れるか?










ラト
くふふ・・・あなた様、顔が怖いですよ
ゾクゾクしますね・・・♪




フルーレ
ラト気持ち悪い







あなた
あぁ、すまん
無性にイラッとしてしまって






言いたいことはさっさと言ったほうが

健康に良いって近所のおばあちゃんが言ってたしな。






あなた
よし、とりあえず殴ってこよう








フルーレ
はい?!




ラト
くふふ・・♪
いいですね、私もお供しますよ♪









 
フルーレ
わー?!
ちょ・・落ち着いてふたりとも!









ぎゅうっと拘束されたフルーレの腕は



華奢なのにフェネス並みに力強かった。
















(・・・・何しているんだい?3人とも)

(ミヤジ先生ラトとあなた様がぁ・・・!)

(くふふ・・・フルーレ、力が付きましたね?)


(重い・・・・潰れる・・・・っ!)



(・・・とりあえずあなた様を離そうかフルーレくん)









短いけど一旦切ります





やっと試験期間終わったの・・・!

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