監禁 1日目
俺はマッシュ・バーンデッドを学校の地下に監禁した。
理由は好きな奴だから。マッシュが他の奴と楽しそうに話す度、触れる度、俺以外の奴と関わる度に胸が締め付けられるような感覚を覚えた。最初は気の所為だ、と気にしなかったが日を重ねるに連れて締め付ける痛みも感情もどんどん強くなっていった。
その時ぐらいからだろうか、俺が彼奴の事を好きだと自覚したのは。なぜ俺が彼奴を、?なんて思っていたが身体は正直にあいつを求める為、自然とマッシュの所へと向かっていた。
おかしいと思うだろう、だが欲に忠実な身体は言うことを聞かない。だから、俺だけのものにする為、学校の地下に監禁した。
マッシュの様子は何ら変化は無い。少々、薬の影響か、ぼーっとしている様だが明日には治るだろう。
飯を運ぶ際は外に出ない様、頑丈に俺の固有魔法で入口を固め、飯を運ぶ。
って、俺の名前を呼ぶものだから正直驚いた事を覚えている。多分、アベル様かアビスが教えたんだろうな。
マッシュはこの状況に驚く事無く、飯を「うまうま」とか言いながら食っていた。どんだけ適応能力高ぇんだよって思ったよ。いや、今思えばただ己の状況が分からなかっただけかも知れねぇな。
それからはただ監視魔法でマッシュを眺めて、一日が終わった。流石にマッシュが帰って来なければ心配になる奴らが俺とアビスの部屋に来たが俺は「知らねぇ」って答えた。
誰がマッシュの居場所なんて教えるかよ、って意味も込めて少し強めにな。
明日はあいつの好物でも買うか。
一日目 終了 _ 。












編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。