ご覧いただきありがとうございます!
作成をする際によくわからず、一話と三話の順番が逆になってしまいました…
タイトルの左にある①などの数字が正しい順番です。
読みにくくて申し訳ありません。
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小鳥がさえずり、柔らかな光がそっと抱きしめてくれているような、ある春の日。
隠れ穴からは、いつも以上に賑やかで、幸せな声が響き渡っていた。
目を潤ませながら、アーサーはモリーの手を握り、モリーと産まれたばかりの二人を見つめていた。
アランは苦しむエリーを真っ青な顔で見つめ、握る手に力を込めた。
そこへ、双子を産湯に入れていた産婆魔女が、洗われてきれいになった双子を連れて戻ってきた。
双子はモリーの胸にくっつき、小さな口を一生懸命動かす姿がなんとも愛おしく、幸せなな空気で充たされていた。
その空気を壊したのは、エリーの叫び声だった。
1978年4月1日 11時38分
小さなかわいい女の子、あなたは、初めて触れる空気を体全体に満たすように、元気な産声をあげた。
その傍らには、汗だくで微笑むエリーと、満面の笑みを浮かべるモリーとアーサー、そして、真っ青な顔でエリーのベットにもたれながら気を失う、アランの姿があった。

















編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!