第7話

ピノクル社
109
2024/03/30 13:29
(なまえ)
あなた
(ピノクルに来るよう言われたけど、何の用だろ…)
フィン
お!きたきた
クリス
お!あなたの下の名前じゃん!
そこ座って〜
フィンに案内され、着いたのは応接間のようなところだった。
中には、真ん中のソファーに座る青いスーツの少年、お茶を入れている緑スーツの男性、腕を組んで壁によりかかっている灰色スーツの女性がいた。

言われるがまま、私もソファーに腰掛ける。
レオ
俺の名は、レオ・コンスタンティン・ピノクルだ
レオ
ここの支店長をやっている
ウェンディ
私は、ウェンディ・サトー
ヴィジャイ
初めまして
私は、ヴィジャイ・クマール・シンです。
(なまえ)
あなた
あなたの名字あなたの下の名前です。
よろしくお願いします。
レオ
今日、あなたの下の名前を呼んだ理由は1つだ。
レオ
ピノクル社で働く気はないか?
(なまえ)
あなた
え?
ピノクルで働くということは、表向きは販売業務を裏ではカードの回収をするという事だ。
レオ
事情は、クリスとフィンから聞いている。
給料も、悪くない額だ。
社長からも許可は得ている。
レオ
それに、プレイヤーである限り命を狙われる危険がある。
ここで働けば、命を狙われるリスクも減るし、金も稼げる。最善の策だろ?
(なまえ)
あなた
私だってこの話に乗るのが、最善だと分かっている。
私に選択肢など鼻からないのだ。
(なまえ)
あなた
分かりました
(なまえ)
あなた
これから、よろしくお願いします。
レオ
覚えておけ。
必要なのは、マナーと気品、そして命を張れる覚悟。それだけだ
クリス
よろしくねあなたの下の名前☆
フィン
よろしくなあなたの下の名前!
私は、そうしてピノクル社に入社した。
バーナード
初めまして
バーナード・シモンズと申します
バーナード
私は、事務を担当しております
(なまえ)
あなた
初めまして
バーナード
あなたの下の名前さんには、営業見習いを担当して頂きます。
バーナード
あなたの下の名前さんの、教育係は…そうですね。
フィンさん、お願いしますよ
フィン
え?俺!?
(なまえ)
あなた
よろしくね。フィン
クリス
頑張れよ〜フィン!
クリス
俺の指導をしっかり受け継いでるとこ、見せてちょうだいね!
そう言って、クリスは華麗にウインクを決めた。
さすが不死身の色男だ。到底20歳とは思えない。
今まで働いていた、バイト先に辞めることを伝え挨拶をして回った。
今日から、私はハイカードのメンバーとなるのだ。

私のこの決断の先は───。

プリ小説オーディオドラマ