〜泉家 回想〜
声が聞こえても生きてたのをいいことに別人になっ
た。別に否定はしない。こんなクズ。。殺せるなら
とっくに殺してる。だけど、こんな人のために人生
台無しにしたくない。お母さんにもそんなふうにな
って欲しくない。
んだけど。。
私に殴りかかろうとするこの人をお母さんがとめ
た。
この人は何も言わなかった。
そしてお母さんが切り出した。
今にも土下座しそうな感じでお母さんは言った。
〜翌日〜
朝起きると、テーブルの上にあの人の字でしっかり
書いてあって、判も押されていた。
私達は抱き合って今まで隠していた涙を全部流すか
のように泣きじゃくった。
〜回想 終〜
母と同じこと言われた。
でも私は強くはないと思う。
自分の意見が嘘になると。。って思ってるここの人
が弱すぎるのよ。
とは言ったものの、やっぱり気になるな。。
まっ、いっか。奈子も無事だったし。
あんま考えないようにしよう。

















編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!