第28話

・-・
379
2021/01/16 15:00

お昼頃の公園はポカポカして暖かくて


手を繋いでベンチに座って、

隣にしょーちゃんがいるから

余計に暖かく感じる。
紫耀
紫耀
あ、そうだ、ちょっとそれ貸して

なにか思いついたのか

私が持ってる手紙をそっと引き寄せて

中から指輪を出した

紫耀
紫耀
これ、つけてあげる
あなた
え、いいの?
紫耀
紫耀
うん笑
てか、つけさせてほしい
あなた
じゃあ…お願いします…

そう言いながら右手を差し出せば

紫耀
紫耀
違うじゃん、こっちの手!

って左手の薬指に指輪がスーッと通った


紫耀
紫耀
こっちの方がなんか…夫婦って感じするよね///
あなた
しょーちゃんもつけてなきゃ意味無いけどね笑
紫耀
紫耀
あ…そっか

しょんぼりしてる、、さっきまであんなに笑顔だったのに笑

あなた
買いに行く?
紫耀
紫耀
同じ指輪なんて売ってないもんな〜…
あなた
でも最初見た時は2個売ってたよ?
紫耀
紫耀
え、そうなの!?
あなた
多分誰かが買ってっちゃったんだね
紫耀
紫耀
え、じゃあ…つけちゃダメっ!
あなた
え、?

さっきつけたばっかりなのに

指輪を取って近くに捨てた

あなた
ちょっと!笑
紫耀
紫耀
知らない人がもうひとつの指輪つけてるんだよ!?
あなたと知らない人が結ばれたらどうすんの!?
あなた
そんなことありえないから笑

私は落ちている指輪を拾った

紫耀
紫耀
拾っちゃダメじゃん!
あなた
でもこれ、しょーちゃんが買ってくれた大切な指輪なんだもん。
紫耀
紫耀
えぇ…じゃあ売ってくる
あなた
やだよ笑
これ気に入ってるんだからっ笑
紫耀
紫耀
笑い事じゃないのー!

誰かがもうひとつの 指輪あげるよー!なんて言って持ってこないかなぁ〜、



廉
こんなとこで何してんの?
紫耀
紫耀
え、廉!?
あなた
!?

プリ小説オーディオドラマ