余命一年の少年と魂取りの青年

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余命。

彼はまだ16ながら、病を患い、余命があった

その余命は僅か一年。

残り僅かの彼の命を取りに、1人の青年が来た

その青年は、彼が命を落とすまで姿を見られてはいけなかった

けれど、少年は彼の姿を見つけ、こう言った

「俺、余命が一年しかないんだ」

「だからさ、その一年間、俺と一緒に居てほしいな」

「せめて死ぬまでは、楽しんでいたいし」

魂取りの青年は、その言葉を聞いて考えた

その末、こう言った

「…俺はお前の魂を取らなきゃいけない」

「それまででいいのなら、側に居てやるさ」

「死ぬ時が1人なんて、辛いだけだ」

と。