…ト…トトト…ト……
凍夜さんに言われて連れられてきた所は,地球防衛軍の施設だった…
カチコチになっている私に対して…凍夜さんは優しく笑ってから再び視線を前に向けて歩き始めた…
凍夜さんの背中を見つめながら,彼の少し後ろを進む…
隣に立てないのは,多分そうするべきじゃないと思っているから…
後ろからでは,凍夜さんの顔や表情は分からない…
ただ,本当に悲しいと思っているのは伝わってきた…
凍夜さんは突然止まった…
いきなりで凍夜さんにぶつかりそうになって…
怖くて,ギュッと目をつぶった
気づいてくれたのか,彼は抱きとめてくれたようだった…
凍夜さんは心配するように私を見ていた…
それを見て凍夜さんは無言で頷く…
彼は,再びドアに向き直り声をかけた…
「ああ」












編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!