…涼しくて,心地がいい過ごしやすい空気…なんだかほんのりお花の香りがして…緊張や困惑…ソウルのことについて心配していた私の焦りを和らげるように優しい風が吹いた…
目の前には大きな石英と水晶,結晶で構築されたような白い建築物が建っていた…
その白い建築物には太陽の陽射しが差していて,橄欖石や尖晶石のような色とりどりの光が乱反射している…
その素晴らしい光景に…
久々に感じたこの神羅万象の建築物の技量に…
現実世界との明らかな違いによる幽玄な世界に…
私はほっと息をついて微笑みを浮かべた…
花音ちゃんが花束を抱えてこちらに手を振っている…
こちらに駆け寄ってきてくれるその優しさに私は胸が温かくなった…。
花音ちゃんはその手に抱えていた花束を一瞬で指を鳴らしてラッピングを終える…。そしてその花束を私に手渡した…
2人が私の前にずいっ…と迫ってくる…
何か期待したような目線を向ける2人は、私が何のためにここへ来たのか見透かしているようにも見えてくる…
教会のこと…両親のこと…実家のこと…
何をどう説明すれば良いいのか、それらが頭の中でぐるぐると駆け巡って私は緊張に似た何かを感じた…
柚音は何かを感じだったのか、私の手を引いて第一の園に連れて行ってくれた…















編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。