「 ___今回も一位!? やば!! 」
拍手。
歓声。
名前を呼ぶ声。
ぜんぶ、兄のもの。
「 さすがだね〜 」
「 ___も、まあ悪くはないけどな 」
その“悪くはない”は、だれに向けた言葉?
俗に言うくらべられっこ。
それがおれ。
双子の兄は、なんでもそつなくこなす天才。
テストも、スポーツも、笑顔の作り方も。
おれは、平凡。
兄のとなりに立つと、影が二重になる。
光はぜんぶ、あいつの方に落ちる。
あーあ。
もしも。
もしも、ちっちゃいころにもどれたら。
まだ、比べられてなかったころ。
ただ「ふたりともかわいいね」って言われてたころ。
「……ちっちゃいころにもどれたらな」
ぽつり、とこぼした夜。
目が覚めたら。
天井が、たかい。
ベッドが、でかい。
手が、ちいさい。
鏡にうつったのは、
泣きそうな三歳の“おれ”だった。
そして、ドアの向こうから聞こえる声。
「 え……? ちょ、なにこれ…… 」
兄の、ひどく動揺した声。
天才の兄と、幼児になったおれ。
これで、やっと。
ちゃんと、愛される?
新作出しまくって伸びなかったら消す 🙄🙄
下手な鉄砲も数打ちゃ当たる大作戦()
何気に初の幼児化 ((
あ、シリーズ化します???
します?????












編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。