第19話

恐怖
420
2021/08/20 07:10
〜あなた視点〜
いつお祝い持っていこうかな、誕生日プレゼントだから早く持っていきたいなぁ♪
ピロンッ♪
あなた
あっLINEだ!
毎回喜んでしまう自分が恥ずかしい。
スマホを見ると私は血の気が引いた。
グループはあの上司・  ・  ・  ・が来る前から仲が良く、あの上司が来てからも対策を練ってくれたりたまに遊んだりする仲の同僚とのグループだ。
そして最近連絡していなかったがその前は上司の事を話していた。
沢井美佐子(LINE)
どうしよう、あなたの下の名前ちゃん
嫌な気しかしない。しかし返信をする。
あなた
(LINE)どうしたの美佐ちゃん
沢井美佐子(LINE)
あの上司さ、奥さんに離婚しようって言われたらしいよ
あなた
明日も変わらず会社はある。あの上司はきっと怒っている。顔が青ざめ、指が震えだす。
沢井美佐子(LINE)
休んだ方が良いよ、金銭面は心配しないで
佐藤守(LINE)
マジかよ…俺も協力するからしばらく休みな
5人いる内の2人が今LINEを見ているようだ。休めるなら休みたい。
でもきっといつか行かなきゃいけない。休んだ後で行ったらあの上司は激怒しているだろう。

































きっと他の人にも手を出している。
あなた
(LINE)大丈夫、そこまで酷いことされてる訳じゃないしさ
大丈夫じゃない。酷いことされてる。
あなた
(LINE)お金まで頼りたくないよw
全部頼りたい。
あなた
(LINE)休みたかったら休むし、貯金くらいあるよ〜?
休みたい。でも休め…ない。
沢井美佐子(LINE)
でもさ
あなた
(LINE)大丈夫だって〜!美佐ちゃん心配性だなぁw
佐藤守(LINE)
なんかあったら言えよ?
言えない。
あなた
(LINE)分かってるってw
でも文面には私の顔も指も映し出されない。
彼らにも生活はある。
沢井美佐子(LINE)
ゴメンね、訴えるとか出来なくて
あなた
(LINE)そこまで踏み込んだ事しなくていいよ!皆にはいつも感謝してるからさ
訴えるのにはお金も時間もいる。
感謝してる。
そこでLINEは終わった。
あなた
どうしよう…。
指の震えは今や全身にまで広がっていた。
あなた
行きたくない…。
✄-------------- キ リ ト リ --------------✄
作者
うわぁ短いし闇が深い…。
作者
これからもっとヤバくなるんですけど…。
作者
どうしましょう()
作者
まぁ是非この先も見届けていただけると幸いです。
作者
(。˃ ᵕ ˂ )ノ))ではまた〜(特に用があった訳ではない)

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