ー次の日ー
そういえば、今日もまた別の部署に行って
1時間ほど様子見をしなきゃをしなきゃいけなかった…
また、憂鬱な1日が始まった。
大体、別部署に顔を出しに行くのは
月に1.2回でいいのだが、今月は運悪く
2日連続と別の週に1回づつも
顔を出しに行く日が入っている。
今日、何回目のため息だろう。
本当に憂鬱だ。
そんなことを考えてながら窓の外を見ると、
あの花屋が目に留まった。
〈ガチャ…〉
あれだけ俺が言われてるの聞いてて、
なにも言わないんだな。
ほんと、現場担当員はこいつらのどこを見て
採用しようと思ったんだ。
人柄が良くないと何もかもうまくいかないだろ。
…まぁ、俺が言えることじゃないかもしれないけどな、
ー昼ー
昼になり、また昨日と同じように外に出る。
そして、あの場所へと足を進める。
〈カラン、カラン…〉
店に入って早々その場にいた
太陽のような天使にとても俺は癒される。
一気に気が抜けて、体の力が抜け
頬も緩んだ。
あー、かわいい。
本当に癒される。
このままずっと喋っていたい。
そう言ってキラキラ笑顔になる君がかわいくて、
こっちまで笑顔になる。
本当に、君はすごいな。
色々な力を持っていて。
リクスの足元を見てみると、
昨日眠っていた猫の1匹、黒い方が
リクスの足にすりすりしていた。
か、かわいい…
リクスはぷんすか怒りながら
黒猫の脇腹を掴んで俺の目の前に出す。
そう言ってパッと笑顔になる
〈なぁーん〉
鳴いたのが珍しかったのか、
目を大きく開けてびっくりしているフィリックス。
すると奥の方へ行って机にとっくくんを下ろす。
かわいい…
って、忘れてた。
俺は本を買いに来たんだ。
決してリクスに会いに来たわけでは…ない…((
す、すごい…
フィリックスの口が止まらない。
本当にたくさんの本があるんだな…
と言われても、別になんの本がほしくて
買いに来た、とかでもないし…
どうしよう
あぶね、危うくリクスっていうところだった。
なんで名前教えてないのに
名前知ってんだよってなって
キモイやつになるところだった…
そういいながら歩いて中に入っていく。
奥の方へ行くと、「どこだったっけ」
と言いながらある本を探している。
唇尖っててかわいい…
そう言うと、少し悲しそうな顔をして
本を出してきた。
パッケージには、1匹の猫と
真ん中に1人の女の子が座っていて、
泣きながら笑っているみたい。
この絵本は私が考えた絵本で、実際にはないです!多分!
…なんか、気になるな
リクスがおすすめしてくれた本だから、
少し期待をしてしまう。
…帰ったらすぐ、読んでみようかな。
そう思うと、帰った時が楽しみになった。
これもリクスのおかげだな。
Next...
更新遅くなり申し訳ございません…!
スポットライトありがとうございます💞













編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。