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第1話

 1 . 
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2024/05/12 14:06




僕があの人と会えたのは単なる偶然だった。
豪雨のせいでみんな傘をさしているからか、前が見えないせいでぶつかる音、車のクラクション、電話する声。

全てがスクリーンのそっち側に聞こえた。


ふらふらとした足取りで、覚束ない足元。
このまま全てがなくなれば、そう思ったときだった。






LK.
LK.
 何 し て ん の 


たった一人だけ、そのスクリーンをビリビリと破いて僕にその目を、声を向けてくれた人がいた。







 ↬『You must be a pert of my life .』 start





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