第122話

宝珠
221
2026/02/18 11:49 更新





モブ(使い回し)
これより貴様らモルモットにはいつも通り“悪魔退治”をやってもらう
モブ(使い回し)
だが、いつもの“悪魔の庭”での時とは違う
モブ(使い回し)
今日は長官殿がわざわざ貴様らを見にきている
モブ(使い回し)
失敗したらどうなるかわかっているな?




モブ(使い回し)
毒ガスで1発だからな





そう言った研究員の表情は、



先ほどのような事態を二度と起こさせまいと、



モルモット共に強く釘を刺しているかのようだった。











ゼインら“モルモット”達には、劣化版の演算宝珠が配られていた。



劣化版とは単に性能が低いという意味ではない。



使い捨て、量産品、そしてまともな材料すら使われていない代物――



ゼイン達は、いつ爆発し、あるいは制御不能に陥るかも分からない演算宝珠を持たされていた。





そしてゼイン達モルモットは、互いに干渉できないよう、



一定の距離を空けて並ばされていた。



そしてその前には、ゼイン達1人につき1体の悪魔が、規則正しく並んでいた。



だが、その悪魔達は、己に繋がれた鎖がなければ、



今すぐにでも目の前のモルモットへ襲いかかっていただろう。












タコピー
タコピー
ピ?ゼインちゃん それはなんだっピ?
ゼイン・ミュラー・サリヴァン
ゼイン・ミュラー・サリヴァン
…これは演算宝珠
ゼイン・ミュラー・サリヴァン
ゼイン・ミュラー・サリヴァン
この世界に存在する人間で、
悪力を持つ者はこれを使って複雑な術式を発動させる
ゼイン・ミュラー・サリヴァン
ゼイン・ミュラー・サリヴァン
これがなければ、悪力を使うことはほとんど不可能だ
ゼイン・ミュラー・サリヴァン
ゼイン・ミュラー・サリヴァン
悪力を形にして、術式を発動させる――
そんな偉業を成した人物が、この世界に本当にいるかどうかも分からないほどだ




ゼイン・ミュラー・サリヴァン
ゼイン・ミュラー・サリヴァン
だからこそ、これは“デビルハンター”の命を繋ぐものでもある


タコピー
タコピー
?つまり宝珠がないと魔法が使えないっピか?
ゼイン・ミュラー・サリヴァン
ゼイン・ミュラー・サリヴァン
‥簡単に言えばそんな感じだ

ゼイン・ミュラー・サリヴァン
ゼイン・ミュラー・サリヴァン
まぁ 俺も悪力がないから細かくはわかんねぇよ、
それにこれクッソ古い本の情報だからな 本当かもわかんねえ













タコピー
タコピー
ピ?
タコピー
タコピー
???じゃ、じゃあ何でゼインちゃんは宝珠を持ってるんだっピ?


タコピー
タコピー
悪力がないから、魔法は使えないっピよね?










モブ(使い回し)
開始まで残り3秒!!





ゼイン・ミュラー・サリヴァン
ゼイン・ミュラー・サリヴァン
……さぁ








モブ(使い回し)
2!!!







ゼイン・ミュラー・サリヴァン
ゼイン・ミュラー・サリヴァン
多分…







モブ(使い回し)
1ッ!!!













ゼイン・ミュラー・サリヴァン
ゼイン・ミュラー・サリヴァン
イタズラ嫌がらせだろ



























識別番号:4635

報告書


実施日時:19xx/xx/xx


目的:心理実験
・命令に従えるか、恐怖に耐えられるかを観察
・忠誠心・攻撃性・学習能力の評価
→ 「教育可能な戦力」としての評価


対象:本の悪魔


結果:20秒で撲殺


追記:
本人は他識別番号8726/1762の両者と共に、様々な強制収容所を転々としている。
問題行動多数確認されるが、現状では処分不可能。
















ラファエル達出せなかった……by作者





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