前の話
一覧へ
次の話

第1話

誰にでもあること
2,641
2020/10/18 04:57 更新
可憐かつ美麗。
俺が小学生の頃に体験した初恋のその人は、そんな言葉が似合う人だった。

優しくあたたかな性格と、どこか儚げな佇まい。
時折見せる無邪気な好奇心と大人びた言動。
可愛らしい容姿からは想像できないはきはきとした素直な言葉と真っ直ぐな視線。


その全てが、幼い俺にとって、鮮烈に美しかった。




──そう、これは誰にでもある初恋の話、だった。










彼女と再会した、あの時までは。

プリ小説オーディオドラマ