第23話

ポトマの彼にいきなりキスしてみたら
205
2024/05/11 12:00
暫くこんな風な短編が続きます

芥川龍之介

「む...」
一見冷静だけど、大好きな夢主からキスされてめちゃくちゃ動揺してるし気分が高揚している。
「こっちを向け」
大人しく芥川くんの方を向くと、後頭部をやや乱暴に掴んで食べるようなキスをしてくれる。
「お前にキスできぬほど僕はヘタレでは無い」
彼の頬はかなり赤くなっていた。




中原中也

「可愛らしいキスじゃねぇか」
ブラックに笑い、顎クイをして少女漫画のような優しくて甘いキスをしてくれそう。
「これじゃ足りないか?」
夢主の心の内を悟り、夢主の腰をぐいっと引き寄せる。今度は太宰さんに勝るほどの大人のキスをされてトロトロにされる。
「可愛いな」
と仕上げで耳元で囁くのも忘れずに。






森鴎外

「ふふっ、可愛いね」
壁際に追いやられて股ドンをされる。
夢主の手首をやや乱暴に掴み、溶けてしまいそうなほどに深いキスをされる。夢主が頬を赤らめ、虚ろな目で彼を見つめると、
「私をその気にさせた責任、取ってもらうよ♡」
翌日の睡眠不足と腰痛は確定。






太宰治(18)

「幹部様にキスなんて...肝が据わってるね」
そんなことを言っているけれど、本人は満更でも無さそうだ。こっちおいで、と彼の膝に座ると、押し付けるようなキスをされる。18歳の癖にキスがめちゃくちゃ上手い。
「悪い子にはお仕置しなきゃ」
と、ネクタイを解く彼。今夜は多分眠れない。



立原道造

「お、おい!何してんだよ!」
と言いながらも照れて嬉しそうにする立原くん。
夢主が可愛らしい笑みを浮かべると、彼は髪の毛をわしゃわしゃと掻いて夢主のことを抱きしめてくれる。其の儘額にキスするのも忘れない。
「お、俺以外に、そんなことするなよ...?」
嫉妬心チラ見えな19歳、可愛い。



織田作之助

珈琲と煙草が入り交じった苦いキス。でも彼は構わずに腰を抱き寄せて食べるようにキスしてくる。
そのままソファに押し倒される。
「キス以上のことをしてやらないとダメか?」
どうやら夢主が寂しかったからキスしてきたのかと勘違いしたらしい。
この人相手だと腰痛は免れられない。




坂口安吾

「うわっ!...びっくりしたぁ...」
夢主からのキスは想定外だったらしい。だけどスイッチの切り替えは早く、そのまま押し倒される。
唇だけじゃなく、首筋や鎖骨、おへそ、頬、こめかみなど、色んなところにキスしてくれる。
くすぐったくて、キスする度に体がぴくっと跳ねる夢主を見て
「可愛いですね♡」
と耳元で囁いてくれそう。


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