相澤side
心霊相談所へは俺の家から北へ小道をずっと進んでいく。住宅のある範囲を抜けると東に山の麓へ向かう小道があるので進んで行く。しばらく歩いていくと心霊相談所が見えてきた。
ひそかに気になっていた怨恨さんの「心霊相談所」外見や内装からおそらく、落ち着いた甘味床を改装したのだろう。事務所などの少し堅苦しい雰囲気はない。むしろどこか落ち着く。
怨恨さんの指さした先には小上がりの座敷があり、座布団と座椅子の2種類がおいてある。お言葉に甘えさせていただいて座椅子に座って待つ。
怨恨さんが淹れたコーヒーを持ってきてくれたと同時にお客と思われる人がお店に入ってきた。”倫人”と言われた男性。神主の恰好をしている。怨恨さんの反応からして親しい間柄なのだろう。













編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。