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第46話

Chapter 45 封印
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2026/09/24 21:00 更新




















河村拓哉
伊沢のもとにみんなの異能力が集まって、同時に【共鳴】を起こして
それで異空間の核だった光の柱を破壊したんだけど…



そう話す河村はどこか納得がいかない、というような表情だった。


ふくらP
…どうしたの?
河村拓哉
あの空間を壊すために必要な異能力は20、閉じ込められた異能力者は16人
どう考えても異能力が足りないんだよ
水上颯
河村さんが分からないのに、俺たちが分かるはずないじゃないですか



水上が諦めたように呟く。
ほかの人々も考えはしつつも、既に諦めているようにも見えた。


河村拓哉
ん…?



伊沢の方を見て違和感を覚えた河村が神力を発動する。
河村はしばらく黙っていたが、状況を理解したのか、その顔がみるみる青ざめていった。


河村拓哉
まずい…
山本祥彰
河村さん?



山本が不安そうに声をかける。
河村は今までに見たことないほど焦った様子で、全員の方を向いた。


河村拓哉
伊沢の体から5つの異能力が漏れ出てる
田村正資
は…
河村拓哉
伊沢の4つの異能力は今まで封印されてたんだけど、
今回の【共鳴】をトリガーに解放されたんだ
河村拓哉
また封印しないと、世界が壊れる
水上颯
なら、今すぐ封印すればいいじゃないですか



水上の提案に、河村は力なくふるふると首を振る。


河村拓哉
異能力の封印が出来るのは、《封印》の異能力者だけ
僕には不可能なんだよ
山上大喜
《封印》の異能力者なんて、ここにはいませんよ?



山上が周りを見回しながら言い、河村に助けを求めるような視線を投げる。


河村拓哉
( 絶対に何かあったはずだ……思い出せ
天照大御神様はあのとき、なんと仰っていた? )





⦅ そうだ、そなたの母の予言から丁度1年後に生まれた子に《封印》の異能力を持たせよう ⦆

⦅無論、その子も2つの異能力を持つことになるゆえ、その異能力は封印しておく。
いざという時のみ、使いたまえ ⦆

⦅案ずるな
お主と、その2人の異能力者が必ず出会うようにしてやろう
そして予言通りに異能力か解放されてしまったとき、お主の神力でもう1人の《封印》の異能力を解放せよ ⦆




河村拓哉
( あの予言は確か、1994年4月19日のもの。
ちょうど1年後となると… )



河村拓哉
…1995年、4月19日
林輝幸
……え?



突然呟いた河村に驚いて、先ほどまで下を向いていた林が顔を上げる。
河村は勢いそのままに早口で話し出した。


河村拓哉
1995年4月19日
その日に生まれた人に、《封印》の異能力が備わってる。
隠れたその異能力の封印は、僕が解けるようになってるはず
水上颯
1995年の4月19日っていうと…



水上がとある人物の方を向く。





その人物──鶴崎は、ぼんやりと顔を上げた。


鶴崎修功
僕だねェ
河村拓哉
急ごう。時間がない



河村はすぐに鶴崎に駆け寄り、神力を発動した。

頭に刺さっていた楔(くさび)を抜かれるような激痛が鶴崎を襲い、危うく気絶しかける。
神力によって鶴崎の体が柔らかい光に包まれ、やがて幻のように儚く光は消えてしまった。

鶴崎は、駆け寄った水上に支えられて伊沢のそばまで行き、手探りの状態で異能力を発動する。


鶴崎修功
懐かしいなァ。
最初に異能力使ったときも、こんな感じだったっけ



鶴崎の指先から金色の鎖が浮かび上がり、伊沢の体に巻きついていく。
鶴崎は伊沢に隠されていた4つの異能力を1つずつ封印していった。


鶴崎修功
…封印、完了



鶴崎の力が抜けてぐったりとしたのを水上が支える。
それまで固唾を飲んで見守っていたメンバーもホッと一息ついた。
河村は最後に鶴崎の《封印》の異能力をもう一度神力で封印し、ようやく力を抜いた。

































プリ小説を始めてから1年!
ありがとうございます( ⑅ᴗ͈ ᴗ͈)♡
































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