第12話

ドジな私が妹に会いに行くとこうなります。
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2018/12/24 05:35 更新
私はフィンがいる、という部屋に入った。
ここまでの道のりは結構簡単に進み、油断ができなかった。
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……きたか
レナーテ・マシュリーラ
!?
暗闇から声が聞こえた。
フィン・サッド
やあやあはじめまして、人間界で暮らしていた天才魔法使いさん
レナーテ・マシュリーラ
貴方が、フィンなのね
フィンは思っていたより若かった。二十歳すぎぐらい。
ていうかハリー○ッターみたいな格好してるんですけど……
フィン・サッド
ええ、いかにも。もうじき人間界の天下に立つ男、フィンで~す
レナーテ・マシュリーラ
そんなこと……させないわよっ!
私は、杖を取り出してフィンと向かい合う。
と、そこで我に返る。まずは、ナーナを救わなくては。
後ろに、手足を縛り付けられた女の子のすがたがあった。
レナーテ・マシュリーラ
……!!
あれだ。
私は後ろにさっと走りだし、女の子の目の前に立つ。
……きっとこの子だ。記憶がそう答えている。
レナーテ・マシュリーラ
ナーナ!ナーナ!私よ!レナーテよ!
ナーナ・マシュリーラ
れな……て?
レナーテ・マシュリーラ
そうよ、私…
ナーナ・マシュリーラ
そんなの、知らない……あたしは、フィンの奴隷……
レナーテ・マシュリーラ
えっ……
ナーナの状態が、おかしい。
レナーテ・マシュリーラ
……フィン…貴方、何をしたのよ!
と、私は、ナーナの異変に気づく。

目の、色。色が、真っ黒。
もしかしたら、これが元からかもしれない。
でも、違和感があった。

この目、どこかで見たことがある。
……でも、考えていたらやられてしまうかもしれない。
私は薬を探すことを優先した。
レナーテ・マシュリーラ
奥の部屋に、何かあるかもしれない
フィン・サッド
何をボーッと、しているんだッッ!?
後ろから何か固いもので、私は背中を叩きつけられた。
レナーテ・マシュリーラ
あぁぁあぁああぁっ!?
ひりひりとした痛みが体を走り、悲鳴をあげた。
レナーテ・マシュリーラ
回復の…魔法っ…マッチ・カ・エピー……
呪文を唱えて少しはましになったものの、痛みは収まらなかった。
でもあまり時間はない。私は体が悲鳴をあげているのに我慢して、奥の部屋にホウキで急ぐ。
“姿形を変える容器に入っている“
両親の言葉を思いだし、私は目を光らせる。
と、ふとあるところで足が止まった。
「アピアン」
とかいてあるドアを見つけたのだ。
アピアンはとても高く、あまりお目にかかることができない。一回見てみたいと思ったが、私の今の目的は薬を見つけること。
レナーテ・マシュリーラ
……ない。
奥の部屋に、薬がない。
レナーテ・マシュリーラ
ならせめて、ナーナを助けないと……
私はフィンのいた部屋に戻り、コンピューターをハッキングしてナーナの手足を縛り付けていたビームを消す。
ナーナ・マシュリーラ
………………
レナーテ・マシュリーラ
行くよ、ナーナ
と、そこでぞろぞろと手下が入ってきた。
レナーテ・マシュリーラ
……!?
-隠れないと……
私がこの建物で一番最初に思い付いた隠れ場所は、あそこしかなかった。

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